文春文庫<br> Jimmy

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文春文庫
Jimmy

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908782
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

明石家さんまが連続ドラマを初めてプロデュースした作品のノベライズ化。

子どもの頃から何をやっても大失敗ばかりの駆け出し芸人・大西は、人気絶頂の明石家さんまと出会い、芸人としての才能が開花!唯一無二の存在となり、やがて芸人の域を超え、世界的な画家へと転身する。

一方、さんまも快進撃を続け、国民的スターへと上りつめていく。そんな二人と彼らを取り巻く強烈なキャラクターたちとの15年にわたる交流、そして嘘のようで本当に起こった爆笑エピソードの数々。

1980年代の大阪。突拍子もない言動を繰り返し、幼いころから失敗ばかりの大西秀明は、高校卒業後、どこにも就職できず、吉本興業の舞台進行の見習いとして「なんばか月」に出入りしていた。ある日、大失敗した大西は反省を示すべく自ら裸になって怪談にチンチンを紐で括りつけ大騒ぎに。そこにやってきたのが人気絶頂の芸人・明石家さんま。ふたりはこうして衝撃の出会いを果たす。

さんまは大西を面白がり、身の回りの世話を許すことに。以降大西は、さんまやその芸人仲間の村上ショージ、Mr.オクレ、なんば花月の世話係のおちゃこおばちゃんらとともに笑いあふれる日々を過ごすようになる。

そんなある日、新喜劇の舞台に立つことになった大西は舞台上で大失敗をしてしまう。クビになりかけた大西を、さんまは自らの進退をかけて救う。そして、ひどいイジメを受けてきた吐露する大西に「みじめな過去は笑いとばせ」と伝え、この強烈なキャラクターを持った青年を人気芸人に育て上げようとさんまは決意。大西はその後、さんまによって「ジミー大西」と名付けられ、師に導かれるまま、高宮京子という専任マネージャーも付くほどの売れっ子芸人になっていく。

数年後、”お笑い”という自分の居場所を見つけた大西だったが、それはさんまから与えられたものでしかないということにも気づき始めていた。芸人としての力のなさに悩み、引退も考える最中、テレビ番組の企画で絵を描くことになり、大西の思わぬ絵の才能が知れ渡る。

内容説明

1980年代の大阪。高校卒業後、どこにも就職できなかった大西秀明は、担任教師の口利きで、舞台進行見習いとして「なんば花月」に出入りしていた。幼い頃から何をやっても失敗ばかりの大西は、吉本でもとんでもないヘマばかり。そんな大西が、人気絶頂の明石家さんまと出会い、孤独や劣等感を抱えながら芸人として成長していく。

著者等紹介

明石家さんま[アカシヤサンマ]
1955年、和歌山県生まれ。日本のお笑いタレント、司会者、俳優、歌手。74年、落語家を志して二代目笑福亭松之助に入門するが、師匠の推薦でお笑いタレントに転向、国民的スターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

126
ジミーちゃん、「ホンマでっかTV」でサヴァン症候群と言われていたそう。他の番組で警察犬と嗅覚対決をし勝ってしまったとは面白い。とはいえそれまでの人生、イジメでどれだけ惨めな思いをしてきたことか。さんまとの出会いがジミーちゃんに暖かな光をもたらす。明るいほうに、愛のあるほうに、並外れた嗅覚がジミーちゃんを導く。さんまへの思慕は恋そのもの。いじらしくて可笑しくて、切なさに鼻の奥がツンとする。「この世は笑ったもんの勝ち」。笑いをただのビジネスとはしない男たちに泣き笑いさせられる。私も腹を切ろうか。「括るやろ!」2017/07/09

GAKU

75
ジミーちゃんのさんまさんへの思いが一途過ぎて、可笑しくそして愛おしい。さんまさんの時には突き放し、時には身を挺してかばってあげるジミーちゃんへの愛がカッコ良すぎる。笑いながら読み、所々でほろりと。悲しみや不幸さえも笑いに変えてしまうジミーちゃん、さんまさん、吉本芸人たち!「ジミーちゃんがんばれよ!」、「お前も頑張れよ!」、うん、面白かった!2017/08/05

Shoji

74
ジミーちゃんはほんまもんのアホや。嫁はん、もっとアホや。若もアホや。ショージもオクレもみんなアホや。個性は摘むんやなくて伸ばすんもんやということをみーんな知ってはんねんな。やっぱり大阪やな。アホばっかりやけどええとこや。2017/06/11

ぶんこ

72
中村玉緒さんの面白さを引き出したり、ジミーちゃんのトンチンカンなところを巧く笑いに引き上げたりと、さんまさんの人を見る目、育てる大らかさに改めて感服。人生の脱落者になりかねなかったジミーちゃん、さんまさんに出会えた事が人生を変えましたね。笑って生きていこうよですね。「生きてるだけで丸儲け」の気持ちから娘に「いまる」と名付けた感性に大拍手。見習いたいです。生きてるって楽しいこと。そうだそうだ。そう呪文をかけよて生きていこう!2017/11/02

くろにゃんこ

62
ジミー大西との出会いから画家になるまでのストーリー。改めてさんまさんていい人だな~(*^_^*)ジミーちゃんはテレビで観ているとどこまで本当でどこからが狙いなのか分からなかったのですが、天然なのですね(*_*)素晴らしい絵は知っていましたが、画家になり結婚もしていたのにはビックリでした。2018/02/18

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