文春文庫<br> きみは赤ちゃん

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文春文庫
きみは赤ちゃん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908577
  • NDC分類 598.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

芥川賞作家の鋭い観察眼で「妊娠・出産」という大事業の現実を率直に描きベストセラーとなった異色エッセイ。待望の文庫化。35歳で初めての出産。それは試練の連続だった!

芥川賞作家・川上未映子のベストセラー出産・育児エッセイ

待望の文庫化!



〇本書は、妊娠が判明したときから、出産を経て、1歳の誕生日まで、出産・育児という大事業で誰もが直面することを、芥川賞作家の鋭い観察眼で赤裸々かつユーモラスに描き、多くの共感と感動を呼んだ異色エッセイです。

つわり、マタニティブルー、分娩の苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立……

妊娠&出産という個人的かつデリケートな出来事を、己の身体と精神の状況を赤裸々に描くことによって、単行本刊行時に圧倒的な読者の支持を得たベストセラーエッセイです。

本書への反響を通して、「読者のみなさんの人生に一瞬でも触れるような感覚をいただけたこと」は、書いてよかったと思うことの第一だと、川上さんは「文庫本のためのあとがき」で述べています。あの感動を、改めて文庫版で!



〇本書は女性読者はもちろん、男性読者にもぜひ読んでいただきたい!「父とはなにか、男とはなにか」「夫婦の危機とか、冬」「夫婦の危機とか、夏」などの章では、出産・育児における男性の役割を鋭く考察しています。



〇号泣して、爆笑して、命の愛おしさを感じる一冊。

「きみに会えて本当にうれしい」。



〇「文庫本のためのあとがき」付き。

川上 未映子[カワカミ ミエコ]

内容説明

35歳で初めての出産。それは試練の連続だった!つわり、マタニティーブルー、分娩の壮絶な苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立…出産という大事業で誰もが直面することを、芥川賞作家の観察眼で克明に描き、多くの共感と感動を呼んだ異色エッセイが待望の文庫化。号泣して、爆笑して、命の愛おしさを感じる一冊。

目次

出産編 できたら、こうなった!(陽性反応;つわり;出生前検査を受ける;心はまんま思春期へ ほか)
産後編 生んだら、こうなった!(乳として;かわいい拷問;思わず、「わたし赤ちゃんに会うために生まれてきたわ」といってしまいそう;頭のかたちは遺伝なのか ほか)

著者等紹介

川上未映子[カワカミミエコ]
1976年8月29日、大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率 イン 歯ー、または世界』が第137回芥川賞候補に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわそらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。2016年『マリーの愛の証明』でGRANTA Best of Young Japanese Novelists、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

224
川上未映子は、夫婦(夫は阿部和重)共々新作中心に読んでいる作家です。本書は単行本で読み損ねて今回文庫版が出版されたので読みました。出産・子育てに関するエッセイなのかなぁと思って読み始めましたが、著者の出産・子育の実録物でかなり重い内容です。著者は色んな危機を回避して、現在は順調に子育てしているようで安心しました。出産・子育もプラスマイナスありますが、トータルではプラスだと思われるので、本書を読んで子供を産む人が増えることを期待しています。川上未映子は、夫を『あべちゃん』と呼んでいるんですね(笑)2017/07/03

mukimi

126
妊産婦の心身に去来する有象無象をここまで詳細に言語化する言語能力はさすが文筆家。安全第一効率主義で、大抵の妊産婦の疑問にマニュアル的に対応できる産婦人科医としての自分と、毎日赤ちゃんが元気に育っているのか不安でしょうがなくてネット検索繰り返す現役妊婦としての自分、矛盾した二つの私、そのどちらもが、大笑いしたり震えて涙したり、一言一句を噛み締めて時間をかけて読んだ(体調不良で読書が進まない時期なのもある)。まだ未知の出産育児に向けて読み直すだろうし、いつかこの妊婦生活を思い出す時欠かせない一冊になるだろう。2023/08/06

青蓮

106
タイトルに惹かれて読みました。芥川賞作家である著者の、妊娠から出産までを鋭い観察眼で描いた笑って泣けるエッセイ。読むと本当に子供を産み、育てると言うことは、文字通り命がけなのだなぁとしみじみ感じました。私にも1歳になった甥っ子がいて抱っこしたり、あやしたりしたけれど、大きくなる頃には彼は忘れているんだなと思うととてつもなく寂しい気持ちに。それが親となるときっともっと寂しいんだろうな。あと、社会全体がもっと子育てしやすい環境になることも喫緊の課題だと感じました。無痛分娩ももっと広く認知されて欲しい部分です。2017/06/29

抹茶モナカ

84
川上未映子さんの妊娠から出産までのエッセイ。ユーモアを交えて綴っているので、基本、楽しく読める。妊娠は女性がするものなので、女性じゃないと、読み方の深度が違うかもしれないけれど、男性が読んでも面白い本じゃないかな。子供を持てない独身男性の僕は、少し、読んでいて寂しくなったけど。2017/06/28

カブ

71
芥川賞作家が描く、妊娠、出産、育児エッセイ。作家の目で見たこと感じたこと考えたことが冷静に綴られているのかと思いきや…。出産、子育ては遠い彼方となってしまいましたが、当時、感動したこと、悩んだことなどを思い出しました。この子に会えてよかった。命の尊さを感じる一冊。2017/06/10

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