文春文庫<br> 勁草の人 中山素平

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文春文庫
勁草の人 中山素平

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908065
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「財界の鞍馬天狗」の異名をとり、戦後の日本経済の屋台骨を支えた財界人。彼の行動は企業を超えて国を支えた。著者渾身の実録小説。天才・田中角栄がもっとも畏れた男とは?

「財界鞍馬天狗」の生涯を描き出す決定版!



日本興業銀行頭取、経済同友会代表幹事を歴任した中山素平。

新日鉄発足、NTT民営化、国鉄分割、東京ディズニーランド開園……。

時代を画する案件の向こうには、必ずこの男がいた。

格差社会が叫ばれる今日、つよく温かいリーダーの実像を描き出す。

「文藝春秋」連載時から話題沸騰、待望の文庫化!



【目次】

第一章 総理来たる

第二章 石油危機

第三章 二つの大事件

第四章 国鉄分割化異聞

第五章 アメリカから来た女性研修生

第六章 魔法の国への扉・こころの産業

第七章 中国プロジェクト

第八章 ”興銀ますらお派出夫”たち

第九章 募金行脚

第十章 尾上縫事件

第十一章 さらば興銀特別顧問室

第十二章 大統合の行方



解 説 加藤正文(神戸新聞姫路支社編集部長)

高杉 良[タカスギ リョウ]

内容説明

日本興業銀行頭取・会長、経済同友会代表幹事を歴任し、「財界鞍馬天狗」と呼ばれた中山素平。新日鐵発足、ジャパン・インドネシア・オイル設立、NTT民営化、国鉄分割、東京ディズニーランド開園…。時代を画する案件の向こうには、必ず彼がいた。格差社会が叫ばれる今日、勁く温かいリーダーの実像を描く傑作。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京生まれ。化学専門紙記者、編集長を経て、75年に「虚構の城」で作家デビュー。経済界全般にわたり、話題作の数々を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たんかれ~

27
こんな凄い人、知りませんでした。日本経済を影から導いた偉人という感じです。驚異的な記憶力と集中力、正確なジャッジメントとアドバイス。凄い。2019/04/19

mattu

17
知らない時代を垣間見れる小説。2020/01/06

青蓮

10
面白かったです。「そっぺいさん」と親しみを込めて呼ばれる所以が良く分かりました。「小説 日本興行銀行」気になります。しかし、書店になさそう。古本じゃないとないのだろうか?2017/04/08

ue3104

5
財界鞍馬天狗の異名を持つ中山素平氏の半生が描かれている。 ザ・昭和という感じの大物経済人。誰もが知っている大きな出来事に深く関わり、世の中に大きな影響を与えている。腕力で押さえつけるというのではなく、人間的魅力で人を動かしていくすごい人だと感じた。 こういう人が近くにいてくれたら、そりゃー頻繁に相談に行くでしょ。2019/08/24

だまし売りNo

5
みずほ銀行の統合はシステム障害でミソをつけた。IT社会を反映している。都合の悪い情報を出さない閉鎖的な恐怖政治が原因と描かれる。情報共有、情報公開が重要である。主人公はアングロサクソン型新自由主義に批判的であるが、情報公開の点で昭和の日本的経営は劣っている。この点の克服なしに新自由主義を批判しても届かないだろう。 2018/08/25

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