出版社内容情報
年齢を重ね、ますます好奇心旺盛の小林さん。日々「面白いもの」を見つけ、楽しみ、分析します。週刊文春連載の文庫版第十六弾。
小林 信彦[コバヤシ ノブヒコ]
内容説明
大事な人は亡くなり、時代は停滞している。でも、映画も本も、見るべきものはたくさんある。真木よう子、橋本愛、ジェニファー・ローレンス、そして「あまちゃん」。年輪を重ねてますます好奇心旺盛な小林さんが「面白いもの」を敏感に見抜き、徹底して楽しみ、分析する、週刊文春連載エッセイの文庫化第16弾。
目次
往時、茫茫として
グレイといわれる正月
大島渚の死のショック
橋本愛という美少女
怒りと反省の日々
“ヒッチコックと「サイコ」”の裏側
映画「ヒッチコック」と隕石
アカデミー賞とオバマ夫人
マイナスばかりの東京五輪
春の砂塵〔ほか〕
著者等紹介
小林信彦[コバヤシノブヒコ]
昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨新人賞受賞。平成18(2006)年、「うらなり」で第54回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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浅香山三郎
10
『週刊文春』で20年近く続いてゐるコラムの2013年分を収める。「アイドル女優に乾杯!」といふ、ある意味ではレジに持つて行くのが恥ずかしいタイトルではあるが、勿論さういふ話ばつかりぢやない。時事的な鋭い指摘は、自分を含め健忘症的な日本人の無思慮ぶりを再認識させられるし、小林さんみたいな人の言ふ教訓は聞いておくべきだと思はされる。このシリーズの前作のタイトルは、「映画の話が多くなって」だつたが、本書も負けず劣らず多い。だから、さういふ部分は私は理解が浅くなつてしまふけれども、分からぬなりには勉強にはなつた。2017/01/09
やいとや
2
いい意味で「相変わらず」であるが、現在の連載がひと月以上止まってることが心配。小林信彦は、小林信彦しかいないのだ。西部劇ほとんど見ないのだが、読んでいると見たくなる。2017/07/04
武蔵なんとか
1
わかる話もわからない話(知らない話)もあり、博覧強記というよくいろいろな固有名詞を覚えておられると今回も感心しました。2017/04/10
ぱーぷる・ばんぶー
1
週刊文春連載のエッセイの2013年分のまとめ。小林信彦さん若い女優好きだからな。それにしても意表を突くタイトル!2017/02/12
masutani
1
もうどれを読んだのかわからなくなった。去年のはどうだったか??2017/03/12
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- 和書
- 夕暮まで 新潮文庫