出版社内容情報
高額賞金を賭けてクイズに挑む男女七人に仕掛けられた巧妙な罠。舞台は東京駅から神戸港、有馬温泉、最後は密室クルーザーへ!
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
内容説明
製菓メーカー主催のクイズ大会に参加したものの、優勝候補の不自然な脱落を怪しむ探偵の橋本。その背後を探り始めた十津川警部にも危機が迫る―。東京駅から神戸、有馬温泉、洋上へと舞台が移り変わるノンストップ・ミステリー。ストーリーの進行に応じ難問クイズも登場(解答つき)。貴方は事件の謎とクイズが解けるか?
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5(1930)年、東京生まれ。陸軍幼年学校で終戦を迎えた。都立高校卒業後、人事院に十年余勤務。作家をめざし多くの職業をへて、38年「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞。その後40年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞、56年「終着駅殺人事件」により第34回日本推理作家協会賞(長編部門)、平成16年に第8回日本ミステリー文学大賞、22年に長谷川伸賞を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッちゃま
22
このタイトルで惹かれない本格好きは居ないのでしょうが、そちらに期待しちゃうと肩透かし。十津川警部シリーズとして楽しむべき作品かと思います。旅行に招待され旅先でクイズが出て不正解者は脱落していく。最後まで残ると賞金一千万…そんな美味しい旅行に参加しているのはトツカワ レールウェイ イレギュラーズ(なんじゃそりゃ?)の元刑事 橋本豊。だが優勝候補と目された男が真っ先に脱落し、そのまま行方不明者となる。クイズの裏で何が起きているのか?タイトル買いでしたがエンタメ的には楽しめたと負け惜しみを言っておきます(苦笑)2020/04/14
fumikaze
8
さらっと読めてしまうが、前半と比較して後半が物足りない。後に何も残らない。3年前に読んでいた(読書meterを見て気付いた)のにすっかり読んだことを忘れていた。廃棄。2019/12/03
fumikaze
7
「そして誰もいなくなる」(文春文庫)。クイズ形式の小説。でも読み終わったら全て忘れてしまい印象に残らない。ちょっと物足りなかった。2016/12/31
旅本 泉
5
西村京太郎の本を初めて読んだが、何か納得がいかない。脈絡も無く、突然話が展開し、あっけにとられているうちに終わってしまった。最近、推理小説等の伏線の多いものを読みすぎたのかも知れないが、読後になにも残らない本も珍しい。2017/01/13
よっこ
3
想像で進んでいく推理に、少し「うん?」となってしまった。 神戸はよく知っている街なので想像しやすく、文章も流石 とても読みやすかった。2024/04/05