出版社内容情報
尼子一族を支えた猛将の息子は、仕官の誘いを断って商人の道を歩む。日本を代表する鴻池財閥の始祖が清酒の醸造に成功するまで。
小前 亮[コマエ リョウ]
内容説明
山陰尼子家の忠臣山中鹿介の息子でありながら、叔父に育てられた新六は、父を知らず尼崎で成長する。父の死後、武士を捨て、幼馴染のはなとともに商人として生きる道を選ぶ。とある出来事から新六改め新右衛門は新たに酒造りを始めるが…。豪商鴻池の祖となる男の波乱万丈の生涯を描く傑作歴史長編小説。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。在学中より歴史コラムの執筆を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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