出版社内容情報
過去へ旅することのできる「扉」の存在を知った男はケネディ暗殺阻止に挑む。キングにしか書けない壮大な物語。落涙保証の感動大作!
スティーヴン・キング[キング,S.]
白石 朗[シライシ ロウ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
139
1974年に『キャリー』でデビューし、2011年に本書を出すまでに40年弱もの作家生活の長いキャリアを積み、数々の傑作をものにしてきたスティーヴン・キング。ズバリ云おう。本書はこれまでのキングの最高傑作だ。そしてキングによる新海誠監督作品でもあるのだ。なんとも胸が張り裂けそうなくらいに悲しく、そして読了後は実に清々しい気分にさせられるからだ。このタイムスリップ物の作品は1958年9月のデリーを主人公が訪れる。そう、これはあのキングのあの作品とリンクしているのだ。これぞキング読者が味わえる醍醐味と云えよう。2024/12/23
stobe1904
56
スティーブン・キングのタイムトラベルもの。JFKの暗殺を阻止すべく、2011年から1963年に英語教師のジェイクがタイムトラベルをする構図だが、直接63年にはトラベルできないため必ず58年に戻るルールとなっている。上巻では58年に戻ったジェイク(ジョージ)に何が待ち受けるのか、今後の展開がまだ読めないが、壮大なSFものとなりそうな予感。20年ぶりのキングだが、あの饒舌な語り口にはまだ慣れていない。とはいえリーダビリティーは高く、中巻が楽しみ。2017/01/08
たか
54
久しぶりのスティーブン・キング。タイトルの『11/22/63』の意味を知らずに読みはじめましたが、なるほどそういうことか。大好きなタイムトラベルもので、キングの文体の読みやすさならば、ハズレはないだろう。 しかし、上・中・下巻合わせて1400ページ超で、上巻読了だけではまだまだ導入部といったところ…。 中巻では、本編に突入しそうなのでペースを上げていきたい。B評価2018/02/03
カムイ
53
キングがタイムスリープ作品を書いて驚いているカムイである。今回はケネディ暗殺阻止のストーリーでこの手のストーリーは他でもあるがキングが描く歴史改変を、至ってどうなることに。60年代と現在を行き来する主人公(これキングじゃないかぁ)まぁ遊んでます、ルートビアやルートビアやルートビア、飲みたくなったあの薬臭い飲み物🤣ミステリー仕立てにしているのかすごく読みやすくなんかアッと今に上巻が読了した。もしケネディが生きていたら今のアメリカは違う国になっていたのだろか、つい最近ではトランプも狙撃されたが?2024/10/13
あさうみ
52
今年の年越し読書はこれです!スティーブン・キング、何気に未開拓…。評価高い本書、平成最後の年末を1963年へタイムトリップ!病魔に侵された友人からケネディ大統領の暗殺阻止を託される。過去は変えられるのか!?パラドックスな仕掛けもありそうな上巻。ドキドキワクワクさせられる…!2018/12/31
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