出版社内容情報
自ら考案した行灯づくりの指南に水戸に行くことになった小籐次。だがなぜか、同行者の中に探検家・間宮林蔵の姿が。彼の目的は何か?
佐伯 泰英[サエキ ヤスヒデ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
95
水戸藩へ船に乗って移動します。行灯つくりを教授するためです。その船には間宮林蔵も乗船していて、水戸藩に入ってからトラブルが生じます。さらに主人公をねらうある藩が子連れ狼のような刺客を向かわせますが、返り討ちで主人公が子どもを育てることに。また厄介ごとが増える感じです。読むほうとしては楽しみが増えますが。2018/01/29
shiozy
21
シリーズが多すぎて、どれがどれだかわからなくなったが、ともかく面白ければそれでいいか。2016/10/26
jupiter68
3
この巻では水戸藩のことが多く出てくる。どうも水戸藩というと、光圀の頃よりも、幕末のことが思い浮かぶ。慶喜を輩出したことをはじめ、斉昭、藤田東湖の存在、天狗党の乱や桜田門外の変の首謀者たち、と多くの事項が歴史に登場する。巻の終わりに観光などの案内がるけど、関東住まいの自分としては行けないことはない。気が向いたら訪れよう。2024/07/27
あき
2
久慈屋の騒動と、行灯指南のための水戸行き。そして水戸でも騒動に巻き込まれる小籐次。養い子駿太郎が初登場。しかしまあお偉方も赤子連れの剣客によく依頼する気になったもんだ。丸亀、臼杵、赤穂、小城の四人と水戸の太田静太郎。若い侍たちが爽やかで良き。2021/08/18
勝也成瀬
2
間宮林蔵が出てきて、ちょっとワクワクして読みました。最後の場面でな須藤平八郎との対決は意外にあっさりだったなと感じました。駿太郎のいきさつがわかってスッキリした。2017/01/02