文春文庫
通訳日記―ザックジャパン1397日の記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167907051
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0195

出版社内容情報

グループリーグ敗退に終わった14年W杯のザック・ジャパン。しかし、チームは熱い意志に包まれていた。監督通訳による克明な日記。

矢野 大輔[ヤノ ダイスケ]

内容説明

長谷部誠、遠藤保仁、本田圭佑ら、錚々たるメンバーで迎えた2014年W杯ブラジル大会。だが、アルベルト・ザッケローニ率いる日本代表はグループリーグ敗退という結果に終わった。4年間のチーム作りでは、何が成功し、何が失敗したのか。チーム通訳・矢野大輔の19冊に及ぶ日記には、日本サッカーへの多くの教訓が残されている。

目次

1 ザックジャパン誕生 2010~2012(日本代表通訳就任「日本に戻る準備はできたか?」;ザックジャパン始動「初陣アルゼンチン戦の金星」;アジア杯優勝「このチームの伸びしろは計り知れない」;東日本大震災とチャリティーマッチ「日本は止まることを知らない国」;W杯アジア3次予選突破「目標に向けての第一歩に過ぎない」;W杯アジア最終予選「今のままでは強豪太刀打ちできない」)
2 世界との距離を詰める 2012~2013(欧州遠征vs.フランス&ブラジル「真の強者と戦うことで実力がわかる」;ブラジルW杯出場決定「我々のサッカーをすれば何も問題ない」;コンフェデレーションズ杯「世界との差をこの1年間で詰める」;東アジア杯と新戦力台頭「できない選手に『やれ』とは言わない」;東欧遠征vs.セルビア&ベラルーシ「ミンスクの夜のHHEミーティング」;欧州遠征vs.オランダ&ベルギー「勝つべくして勝った試合だった」)
3 W杯で世界を驚かせるために 2014(W杯代表メンバー選考「発表前夜にかけた主将への電話」;指宿合宿&アメリカ合宿「ハセはチームにとって大切すぎるんだ」;ブラジルW杯「我々のサッカーを全員で信じてやろう」)

著者等紹介

矢野大輔[ヤノダイスケ]
1980年7月19日、東京都生まれ。セリエAでプレーするという夢を抱き、15歳でイタリアに渡りトリノの下部組織でプレー。22歳のとき、トリノのスポーツマネジメント会社に就職。アレッサンドロ・デル・ピエロをはじめとするトップアスリートのマネジメントや企業の商談通訳、コーディネイトに従事する。2006年から2008年には、トリノに所属した大黒将志の通訳となる。2010年9月、アルベルト・ザッケローニ氏の日本代表監督就任にともない、チーム通訳となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

89
2016/9/4 喜久屋書店神戸北店にて購入。 2017/11/25〜12/9 ロシアワールドカップを前に、先代ザックジャパンの通訳だった矢野さんの4年間にわたる日記を読む。羨ましいくらいの濃密な時間。ザックさんの指導法には参考になるところが多いなあ。 翻って、現在のハリルホジッチさんのチームにはこのような、濃密な会話が有るのだろうか。結果が全てとはいえ、日本人のメンタリティとしてはそれだけでは無いような気もする。なかなか考えさせられる本であった。2017/12/09

したっぱ店員

31
寝しなに少しづつ読んでてようやく読了。以前読んだ、トルシエの時の山本さんの日記はコーチ目線で戦術にとまどったりしてるのがあったりして面白かったんだけど、これは通訳さんだからかとてもピュアでシンプルに監督を信頼してて、人柄はいいのは伝わるけど、裏話的にはやや物足りなかった。それにしても、分かってはいたけど、本選になったらページ数少なくすぐ終わるのが悲しい。次は頑張って!2017/01/05

しーふぉ

26
再読。W杯で結果残せなかったのが残念。サッカーチームの監督がどんな指示を出すのか少し分かる。交代させられた選手や選考から漏れてしまった選手に対する気遣いなど人柄が良い。2017/08/06

ばんだねいっぺい

20
日記なのでテンポよく読める。ザッケローニ監督が全身全霊をもって、日本のサッカーに尽くしてくれたことが分かる。香川の卓球での活躍やエレベーターの中の長友や監督の部屋に来る本田の姿など、選手の生身の魅力が伝わってくる良書。2016/09/07

yuya

7
発売されてからずっと気になっていたのですが、ようやく読むことができました。ザッケローニ監督のチームの作り方、コミュニケーションの取り方などが垣間見えて、当時の状況が生き生きと蘇ってきました。ザッケローニの時は残念ながら本選で結果が残らなかっただけで、アジア杯の優勝やイタリア、オランダ、ベルギーなどとの強豪国との面白い試合など非常に印象深い試合が多かったです。来年のW杯は果たして今のままで勝てるのでしょうか…圧倒的に前回よりも期待薄です…2017/12/11

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