出版社内容情報
駒形の長屋に、容貌魁偉にして博学だが、過去の記憶がないという侍が住み着いた。町の騒動を次々に解決するこの男の正体とは?古典落語に材を取った、待望の新シリーズ!
駒形の長屋に、容貌魁偉にして博学だが、過去の記憶がないという侍が住み着いた。町の騒動を次々に解決するこの男の正体とは?
井川 香四郎[イカワ コウシロウ]
内容説明
浅草寺の参道にじっと佇む裃姿の侍。容貌魁偉にして怪力のこの男、過去の記憶がないというが、なぜか駒形の小さな長屋に住み着いた。道中手形にある名前は与多寅右衛門。上杉家の流れを汲む名門出身のようだが、果たしてその正体は―。古典落語に材を取り、江戸の事件を寅右衛門が次々に解決する痛快新シリーズ、ここに開幕!
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年、愛媛県生まれ。中央大学卒業。2016年、『神楽坂咲花堂』『もんなか紋三捕物帳』により、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。脚本家として「銭形平次」「暴れん坊将軍」「逃亡者おりん」などの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
112
寅右衛門どの江戸日記「人情そこつ長屋」1巻。まさに古典落語ですね、のんびりとほほんとした主人公寅右衛門さん、粋でせっかちなそうな江戸っ子そこつ長屋の人たちとの掛け合い面白いですね。2017/02/19
baba
28
寅右衛門どの江戸日記。落語の世界の様な江戸っ子「そこつ長屋」の面々と記憶を失った武士との何とも嚙み合わないようで、すっかり息の合ったお仲間が楽しくサクサクとお気楽に読了。2017/07/28
のんぶぅ
5
面白おかしく、これにはやられます、笑いながら一気にラストまで。改易になったとはいえ、仮にも名門の大名だったこの男、果たして影武者なのか本物の殿様か何者なのか、続編を鶴首します。2016/08/05
岩田貴雄
2
古典落語を材にしてるそうだが。元ネタが分からないのう。主人公が出世していく話かな。これは2018/03/04
Masayoshi Arakawa
2
20170216 108 新シリーズの始まり。落語を題材にしているのか何故か前に聞いたような話が。でもおもろいわ。2017/02/14