文春文庫<br> 杖ことば

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文春文庫
杖ことば

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167906597
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

辛いとき、悲しいとき、うれしいとき、手となり、足となって支えてくれた「杖ことば」を、諺、格言、宗教者、哲学者の言葉から紹介!初の語り下ろしエッセイ! 五木流生き方指南



辛いとき、悲しいとき、うれしいとき、手となり、足となって支えてくれた「杖ことば」を、諺、格言、宗教者、哲学者の言葉から紹介!

五木 寛之[イツキ ヒロユキ]

内容説明

人間は、言葉によって傷つき、また言葉によって癒され救われるもの。“杖ことば”とは、苦しみや不安に満ちた日常の中で、とことん落ち込んでしまうことなく、さりげなく手となり足となり、ささえてくれる言葉のこと。誰もが知っている先人たちの金言、格言、諺から、人生を投げ出さず、乗り越える言葉を厳選したエッセイ集。

目次

第1章 人生に迷ったときの杖ことば(転ばぬ先の杖;案ずるより産むが易し ほか)
第2章 人間関係をささえる杖ことば(親しき仲にも礼儀あり;手に交われば朱くなる ほか)
第3章 よりよい日々をひらく杖ことば(天が下に新しきものなし;一寸先は闇 ほか)
第4章 苦難をのりこえる杖ことば(天のまさに大任をこの人に降さんとするや、必ず先づその心志を苦しめ、その筋骨を労せしむ;逃げるが勝ち ほか)
第5章 老いをささえる杖ことば(朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり;天上天下 唯我独尊 ほか)

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。生後間もなく朝鮮に渡り、47年引き揚げ。52年、早稲田大学文学部露文科入学。57年に中退。編集者、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都・龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年には第50回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

玖良やまだ

22
格言というと、学校の授業や宗教家の解説で、余計面倒臭く、受け入れにくくなってしまう。試験に出るとか、そんな思いでしかない。しかし、この著者が説明すると、腑に落ちてしまうから不思議だ。勉強という視点ではなく、格言そのものを日常生活の中で理解していく。こんな時代だからこそ、格言を考えてみる。2020/05/14

銀の鈴

12
「わが計らいにあらず」運命に任せて生きていくこと。最近はとても苦しくて、エッセイを少しずつしか読めない。生きる目的を探すことが、生きる目的というのも、なるほどと思いました。石田三成の明日切腹をする運命にありながら、柿を食さなかったというのが、なんともらしい。これほど、憔悴絶望していても、なんとか1日1エッセイ読めたので、お辛いかたのリハビリに是非。2017/04/06

yuzyuz_k

6
著者に簡単にまとめて貰った感じです。読みやすいです。 中高生が読むと、わからない言葉多いと思いますが、調べやすいく、取っ掛かりやすいレベルにあると思います。2016/08/11

つかほ

2
易しい言葉で読みやすい。内容も良い。2017/08/02

j

1
ことわざは相反する意味のものが並立する場合が多いけれど、その人生の自分が置かれた状況に応じて上手く杖のように使い分ければいいかと。2017/06/04

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