文春文庫
読書脳―ぼくの深読み300冊の記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167906580
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

電子化によって、「本を読むこと」の意味はいかに変わるのか。「私の読書日記」六年分と、東大附属図書館副館長との対談を収録!「知の世界」の最先端を明らかに



電子化によって、「本を読むこと」の意味はいかに変わるのか。「私の読書日記」六年分と、東大附属図書館副館長との対談を収録!

立花 隆[タチバナ タカシ]

内容説明

読書人の指針として「週刊文春」に四半世紀にわたり連載が続く「私の読書日記」。“9.11”総括から、傷跡も生々しい“3.11”手記に至るまで、六年分を収録。書籍の電子化が進む現在、ヴァーチャル書棚など、東京大学図書館の大改革に取り組んだ石田英敬教授との対談も必読だ。“知の世界”がいまほど劇的に変りつつある時代はない!

目次

巻頭対談「読書の未来」(石田英敬(東京大学附属図書館副館長)×立花隆)
私の読書日記 2006.12~2013.3(反キリスト、黄禍論、大英帝国;検察対大蔵省、ネット社会、ウィーナー;九条と日本、二・二六事件、ダイアナ妃;偽書、地図、外交機密、女性のパーツ;フィクサー、グアンタナモ、人類の終わり;宇宙飛行士、記者の執念、ドーキンス;マッカーサー、天皇陵、ルーシー事件;九・一一、黒いアテナ、人類の足跡;暴力革命、IBS、高松塚への道;超ひも理論、豊田商事、カメ、六道絵 ほか)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
昭和15(1940)年、長崎県生まれ。39年東京大学仏文科卒業。49年「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文藝春秋」11月号)で金脈批判の先鞭をつけ、以後精力的に腐敗政治批判を続けている。知的関心は幅広く、その徹底した取材と卓抜な分析力による文筆活動で、58年菊池寛賞、平成10年司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

28
立花 隆さん 初読み。立花さんが読んだ面白本の紹介。その紹介は1作以外全てノンフィクション。その読書範囲は素晴らしく広い。社会、経済、歴史、宇宙、物理、生物と許容範囲に驚きます。超ひも理論なんてよく理解したな~感心。感心。真面目な本ばかりではなく、乱交の歴史とか、春画とかも紹介されます。普段は聞けない現実の裏話、本音話の紹介がこれまた面白い。高額の本が多いので興味を持ったら図書館で借りるしかないかな。立花さんフィクションは読まないらしい。2017/02/16

navyblue

24
さすが立花隆。とにかくありとあらゆるジャンルの本が登場し、あまりに楽しいので、毎日少しずつ読んでいった。原発、東京裁判、美術、脳科学、エネルギー問題、、、彼の半分でも読みこなせたら自分の世界がどんなに広がることだろう。そんな夢を見つつ、1冊でも多く興味あるものは手にとって読みたい、と私のちっぽけな知的好奇心をやさしく刺激する書評集だ。一時帰国のおりには、東京堂行かなくちゃ。2017/05/10

イノ

23
政治や事件と時事的な本も多いが宇宙・生物・胡散臭いものまでジャンルを選ばず多様な本の紹介で読みたい本がまた増えた。 2006.12~2013.3からの選りすぐりの上質なブックガイド2017/11/06

白義

21
石田英敬との巻頭対談で両者が見せる本の現在へのバランスの取れた知見も面白いがやはり書評日記が本番だろう、長く続けているのに好奇心が衰えることなく政治経済から科学まで広範に読了してその面白さを的確に伝えていく手腕は健在で、時期を考えると民主党、なかんずく小沢一郎批判や回顧的イラク戦争批判が多いのが特徴か。著者とは関心ジャンルは近いけど微妙に選書の傾向が違うので楽しいが、途中堂々911陰謀論に傾いてしまっているのは流石に驚く。同じ週ではブラックアテナ説への迂闊な肯定もありやはりトンデモに弱い人という印象も強化2017/06/22

なお

16
あらゆるジャンルの書評があって、読みたい本が増えたが、若干高めの本が多かった。凡人にはムリかもしれない(;・ω・)2018/05/02

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