出版社内容情報
パナマ文書と闇社会、日本の「聖地」で発生した事件。からまる糸が一筋になったとき青山望ら公安警察は「国家の敵」とどう対峙する。リアルすぎる公安警察vs巨悪 シリーズ第8弾!
パナマ文書と闇社会、日本の「聖地」で発生した事件。からまる糸が一筋になったとき青山望ら公安警察は「国家の敵」とどう対峙する。
濱 嘉之[ハマ ヨシユキ]
内容説明
伊勢志摩サミット警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態発生!真珠養殖が盛んな“宝の海”から引き揚げられた死体は、闇経済を疾駆するブラックジャーナリストだった。汚職事件、テロリストの国際力学、ヤクザの世界―暗部を抉るべく、公安のエース・青山望の才気が炸裂する。リアルすぎる公安警察シリーズ第8弾!
著者等紹介
濱嘉之[ハマヨシユキ]
1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課などを経て、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』(講談社文庫)で作家デビュー。危機管理コンサルティング事務所代表を務めるかたわら、各メディアでコメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
119
いつもながらの情報で楽しませてくれます。他の警察小説と比較すると情報が多いのがいい感じです。事件全体の動きはそれこそ警察庁全体の組織で対応していく様子が描かれていて最終的には決着を見ます。ただこの主人公たちもだんだん偉くなってきて最後はどのようにもっていくのかが気になります。最新版もそろそろ発売されるようなので楽しみにしています。2018/04/09
のり
71
青山シリーズ第8弾。厳戒態勢の伊勢志摩サミットを目前に沈められた死体が発見される。各国の要人警固の為に警察にゆとりがない時期に…またもや利権絡みでチャイニーズマフィアやロシアンマフィアの影。それにしても中国の環境問題の空気・水・土は深刻過ぎる。もはや自国だけでは対処出来ない。相変わらず「青山」の知識・蘊蓄は凄い。伊勢神宮の石灯籠に刻まれた「菊の御紋」と「ダビデの星」は印象深い。2020/06/16
JILLmama
38
青ちゃんシリーズ第8弾。 パナマ文書やらタックスヘイブンやら、、、 情報量多くて読むの大変だったー。中国のヤバさ、リアル。そのうち日本の資源ごっそり持っていかれるんじゃないかと不安になった。2018/10/26
Syo
35
賢島でのサミット。 う〜む。 鳥羽にも伊勢にも長いこと行ってないなぁ。2021/12/19
Yunemo
35
前半、何だか回りくどくて冗長感が漂い、後半に入ってやっとスピードアップ、この感覚が好きなんです。でも、青山氏をスーパーマン化し過ぎでは。情報の大切さは十分に解るのですが、それにしても薀蓄を語り過ぎさせてません?本編については、いろいろな要素を広げ過ぎて、表題も含めて事件の的が絞りにくかった、農業問題もそうだけど、ちょっと上滑りの感、そう想うのは私だけ!最後に語らせた、「情報は人です。魅力ある人になりたい。日々その一心です」、これは含蓄のある良い言葉と思わずガッツポーズ。妻帯者となる青山氏の活躍、楽しみに。2016/09/25