出版社内容情報
昭和七年に起きた要人連続殺人事件。煩悶青年たちはなぜカリスマ宗教家に心酔したか。戦後をどう生きたのか。気鋭の研究者の代表作。若者たちはなぜテロに向かったのか――
昭和七年に起きた要人連続殺人事件。煩悶青年たちはなぜカリスマ宗教家に心酔したか。戦後をどう生きたのか。気鋭の研究者の代表作。中島 岳志[ナカジマ タケシ]
内容説明
昭和七年、前大蔵大臣・井上準之助、三井財閥総帥・団琢磨が襲撃された連続殺人事件。実行犯は茨城の大洗に拠点を構える「血盟団」だった。二十代の若者たちは、なぜ日蓮宗のカリスマ僧侶・井上日召に心酔し、凶行に走ったのか。最後の団員や元首相の証言、裁判記録などから“昭和史最大のテロ”の謎に迫る!
目次
序章(最後の血盟団員;「話したってしょうがないんだ」 ほか)
第1章 若き井上日召(粗末なアパート;涼子 ほか)
第2章 煩悶青年と護国堂(大洗と那珂湊;若き古内栄司 ほか)
第3章 革命へ(中曽根康弘の証言;四元義隆と鹿児島 ほか)
第4章 一人一殺(代々木上原;権藤成卿と「社稷自治」 ほか)
終章(一斉逮捕;五・一五事件と川崎長光 ほか)
著者等紹介
中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年生まれ。東京工業大学教授。インドを中心としたアジア政治と思想、近現代日本の思想について数々の著作を発表している。著書に『中村屋のボース』(大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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