文春文庫<br> 名もなき日々を―髪結い伊三次捕物余話

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文春文庫
名もなき日々を―髪結い伊三次捕物余話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167905439
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

伊三次の息子、伊与太が秘かに想う幼馴染みの茜。だが彼女の奉公先、松前藩の若君も茜に好意を持ち始めていた。人気シリーズ12巻。

惜しくも逝去した著者の大人気シリーズ最新刊

伊三次の息子、伊与太が秘かに想う幼馴染みの茜。だが彼女の奉公先、松前藩の若君も茜に好意を持ち始めていた。人気シリーズ12巻。

内容説明

絵師を目指す伊三次の息子・伊与太は新進気鋭の歌川国直に弟子入りが叶い、ますます修業に身が入る。だが、伊与太が想いを寄せる八丁堀同心・不破友之進の娘・茜は、奉公先の松前藩の若君から好意を持たれたことで、藩の権力争いに巻き込まれていく。伊与太の妹・お吉も女髪結いの修業を始め、若者たちが新たな転機を迎える。

著者等紹介

宇江佐真理[ウエザマリ]
昭和24(1949)年、北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学を卒業。平成7(1995)年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。受賞作を含む連作集『幻の声髪結い伊三次捕物余話』で一躍注目を集める。12年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、13年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。また『幻の声』などで6度にわたり直木賞候補にあげられた。27年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

120
髪結い伊三次シリーズも12巻目。タイ旅行の移動中の読み物としてチョイス。異国にあって読む時代ものもなかなかの味わい。さて今巻では絵師として修行中の伊与太と松前藩に奉公にあがっている茜、二人の若者を中心に描いている。読んでいて力が入るのはなんといっても茜。母・いなみと娘・茜は本シリーズの登場人物の中でも出色。私の好みのど真ん中を直球で攻めてきます。私としてはバットを振るのも忘れその潔い球を感嘆しつつ見送るといった心持ちです。次巻『昨日のまこと、今日のうそ』では若い二人の物語もいよいよ佳境に入ると思われる。2017/08/30

ぶち

98
この巻の最初の編「俯かず」は、このシリーズの雰囲気を代表するような一遍でした。お役目上の失敗をしたり、大事な仕事道具を失くしたり、財布を失くしたり...登場人物のそれぞれが小さな躓きをしてしまいます。でも、失くした仕事道具も財布も見つかります。お役目上の失敗をした龍之進は義理の弟から初めて尊敬の念を込めて"兄上"と呼ばれます。伊与太には新たな師匠がつき、きいは新たな子を身籠ります。禍い転じて福となす。ドラマチックな展開ではありませんが、人の情にあふれた幸が感じられるしっとりとした物語です。2022/01/20

ふじさん

97
伊与太は新進気鋭の歌川国直に弟子入りが叶い、北斎との出会いも実現。お吉は、女髪結いになるための修業を始める。茜は、奉公先の松前藩の若君から好意を持たれたことで、藩の権力争いに巻き込まれて、思わぬ禍が起こし、ひと騒動。伊与太と茜の思わぬ出会いが心を和ませる。今回は、大きな事件もなく、伊三次・お文と不破友之進・いなみの子どもたちの新たな転機を中心に描かれており、最後はきいの出産で作品は終わる。まさに、時代小説ではあるが江戸時代のホームドラマを見ているような錯覚に捉われる内容だ。微笑ましい限りだ。 2023/01/18

優希

90
面白かったです。権力争いに巻き込まれていくのにハラハラさせられました。仕事は親から子へと受け継がれるのが素敵ですね。皆が頑張って生きている姿に勇気を貰えました。若い人たちが活躍していくのも活気があっていいです。2016/03/04

Shinji Hyodo

89
同心として大捕物に向かうものの、自らの早合点の為に大失態を晒して落ち込む龍之進…そんな姿は見たくもないと、殴られるのを覚悟で喝を入れる義弟の小平太…大人になったなぁ。伊与太も新たな師の元で飛躍するだろう。茜はどうなる、『お嬢、お務めがんばれ。辛いことがあっても辛抱しろ』…偶然出会った茜にかけた伊与太の台詞が泣ける。龍之進の妻きいの出産…産まれた赤ん坊は預かりものの、授かりものと諭すお文…ほのぼのした不破家の幸せを感じる祝いの席にご相伴したいものである。2016/05/29

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