出版社内容情報
神々の神話から、王朝文学、明治の文豪たちの名作など、小説や随筆、古典まで、教科書でおぼえた懐かしい名文たち32篇が勢ぞろい。
漱石、?外、教科書で読んだ名文が蘇る
神々の神話から、王朝文学、明治の文豪たちの名作など、小説や随筆、古典まで、教科書でおぼえた懐かしい名文たち32篇が勢ぞろい。
内容説明
金田一京助、和辻哲郎、谷崎潤一郎、柳田国男、夏目漱石、正岡子規、国木田独歩、小林秀雄、湯川秀樹、寺田寅彦、武者小路実篤、清少納言、吉田兼好など、昭和二十年代から五十年代までに日本の学校で使われた小学高学年と中学の国語の教科書のなかから、もう一度読みたい三十二篇の古典、小説、随筆をよりすぐった名文集。
目次
1 ことばに学ぶ、文章を考える
2 随筆を味わう
3 思索を深める1
4 思索を深める2
5 古典に親しむ
6 読書のすすめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帯長襷
4
教科書というだけあって錚々たる面々、危なげないセレクトという感じ。今良いと思えるこれらを中高生で読んでたらどう思っただろうか。覚えてないだけなのかもしれないけど、読んだことないものが多い。漱石、鷗外、芥川は大学に入ってから読んだものだろし…。むしろそれ以外に素晴らしいものが多い。構成もいいし!金田一京助にはじまり、小林秀雄、岸田国士も感動的で、また古典も本居宣長がこんなわかりやすいもの書いてたとは知らず、また孔子はやっぱりスゴい(笑)それを受けた武者小路実篤も名文…そして最後の柳田國男。恐れ入りました。2017/12/31
siori
2
今だから胸にしみる名文があり、何度もかみしめてみたいと思う。2016/02/10
SUZUTOMO
1
筑摩書房の文章読本なども以前読んだことがあるけれど、社会人や大人になってみて分かることがたくさんある。教科書ってやっぱり良い文章がたくさん載っているのですね。 和辻哲郎なんて、中学生時代にはわからないような分かったようなで過ごしたけれど、ここまで的確に言葉と内面を表せるのは、能力だなぁと改めて感じた。社会人になってからはビジネス文書ばかりを読む日々ですが、日本の言葉や言語を味わうことも大切だなと思います。2021/04/18
ゆー
1
学生のときなぜすんなり読めていたのかと思うぐらい、わからなかった。古典とか言い回しの古い文章とか。頭悪くなってることをひしひしと感じる。その中で夏目漱石は読みやすくおもしろいので、残っている文章なのだなとも思う。そして現役の時に呼んだことない文章ばかりだったので、うちの学校はセンスがなかったのかなと。若い時に読んでいたら、と思う文章が多く載っています。今からでももちろん遅くない。2016/02/20
taiju
0
kanna2016/09/20
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- 和書
- オスマン憲政への道