出版社内容情報
グルメ取材で秋の京都を訪れた浅見光彦。彼を待っていたのは名壺と共に消えた骨董店の女将の捜索。行く手を阻むのは京女の怨念か!?
内容説明
老舗骨董店の娘から依頼され、妖壼“紫式部”とともに消えた母の行方を探すうちに、七年前、壼に魅せられた男が謎のメッセージを残して変死していたことが判明。様々な京女に翻弄されながら、浅見光彦は事件の真相に近づいていく―。巻末に、自作解説と、小林由枝による絵と文「京都 空想迷路―浅見光彦と歩く―」を収録。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねこ
3
女の嫉妬は怖い。激しい場面はないのだが、ドロドロしたものを感じた。2016/08/04
北浦透
1
著者が自作解説で書いているように、『華の下にて』よりも京都の人々の生活感がよく出ていて、面白く読めた。ダイニングガーデンの料理はどれもおいしそうで、浅見の健淡ぶりも全開という印象。ストーリーもこちらが浅見と同化していくと、どんどん大風呂敷が広がっていくストーリーにのめりこむことができた。≪生まれ出づる悩み≫の場面など、浅見独特のユーモアも横溢しており、それでいて意外性のあるラストに収束していく。エピローグの最後の一文も良かった。2016/08/08
Kana
1
なかなか犯人が予測できなくて面白かったです。2016/05/01
こうちゃん
1
物語りとして面白かった。でも、ボリュームの割りになんとなく遠回りさせ過ぎかな?と。巻尾の空想迷路も面白かった。2016/01/21
kei
0
初の浅見光彦シリーズ。 京都が舞台とのことで読んでみましたが、いまいちピンとこず💦引き続き他の作品にもチャレンジしてみます。2020/04/13