文春文庫<br> とりかえばや物語

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文春文庫
とりかえばや物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167904692
  • NDC分類 913.385
  • Cコード C0193

出版社内容情報

男装して宮廷社会へ打って出た姫と女装して尚侍になった若君。男女入れ違いの異母姉弟が繰り広げる奇想天外ハチャメチャなラブコメ!

男の子みたいな姫君と、女の子みたいな若者が繰り広げる痛快平安ラブコメディ

都で評判の権大納言家の凛々しい若君・春風と、美しくたおやかな姫君・秋月。実はこの異母兄妹、春風は姫君で、秋月は若君。「ああ、このふたりをとりかえられたらな・・・・・・」という父・権大納言の願いもむなしく、ついに二人は正体を隠して宮中デビュー!!春風は帝のおぼえめでたく出世街道まっしぐら、秋月は女東宮の尚侍として寵愛され後宮の花となって・・・・・・偽りの生活はどこまで続くのか!?

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

107
面白くて懐かしい、そんな気持ちになりました。氷室冴子さんの『ざ・ちぇんじ!』のおせいさん版。凛々しい若宮・春風と美しい姫君・秋月。実は性別を偽っているのですが、完全に心が男性・女性というわけではないのが「自分らしさ」として描かれているように思います。それぞれがジェンダーについて悩みつつも、自分の生き方を貫く決意をしたからこそ、幸せをつかめたのだと感じました。元々は平安時代後期に書かれた物語で、当時にしてみれば相当衝撃的だったことでしょう。かつてどのように読まれていたかも興味深いところです。2016/11/30

崩紫サロメ

86
昔、「少年少女古典文学館」の1冊として刊行されたものの文庫版。田辺聖子のあとがきと、里中満智子の解説がついている。田辺は「女の生き方が、たえず、問われているお話」「フェミニズム小説と言える」とし、里中は「人生を選ぶ女」の物語として語る。鎌倉・室町時代の王朝文学には他にも男装の女性や女帝が登場する物語があるが、作者も読者も女性であったことが推測され、物語という形で「女の生き方」を問うていたのだろう。そういう意味で古くならない物語。編訳もテンポ良さときめ細やかさを兼ね備えている。2021/03/21

Tanaka

80
学生時代に読んだ物語を再読。今ドラマ化してもウケそうな内容。当時の女性と男性の両方から見た視点とか面白い。2021/01/25

えみ

68
優れた現代語訳があるならぜひ読んでみたいと思っていた王朝時代の『とりかえばや物語』。田辺聖子氏の現代語訳はこれ以上望めないほど素晴らしいと思う。何と言っても読み物としてちゃんと面白いのだから。この物語はいわゆる古典と言われる平安末期に書かれた原作者不明の物語である。驚くのは、発想。現代のマイノリティ問題にも多少なりとも通じている男女の性を題材にしている。異母兄妹の入れ替わりラブロマンスコメディ。1000年以上前に世に出た物語が古いのに新しいという…全く違和感なく読めるところに時代を超えた感動を感じている。2023/08/06

佐島楓

63
原文にあたるわけにもいかず、でも読んでみたい作品だったので今回田辺さんの筆で拝読できて本当によかった。男女の入れ替わりという現代でも通用するテーマで、時々「あれ、これは春風? 秋月?」と混乱するくらい、はちゃめちゃになってしまう物語が古典に存在するのがすごくおもしろかった。2015/12/14

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