出版社内容情報
週刊文春好評連載二十三年文庫二十四冊目でとうとうラスト! 内容も特盛りです。旅して食べて考える、シーナの日々は続く。
名コラム完結。さらば新宿赤マント、ありがとう新宿赤マント!
週刊文春好評連載二十三年文庫二十四冊目でとうとうラスト! 内容も特盛りです。旅して食べて考える、シーナの日々は続く。
内容説明
「週刊文春」で23年にわたって続いた長寿連載「赤マント」シリーズの完結編!69歳を迎えても相変わらず雑魚釣り隊のキャンプで東奔西走、ビールをぐびぐび。そんなシーナも時にはマジメに「死」や「環境」について考える―。軽妙洒脱の筆致の中、時折みせるギラリの視点が深く鋭い名物エッセイの大団円!
目次
蛇娘はどこへいった
死んでくんだ論
ユッケのルーツ
タマネギバリバリ健康法
大腸探検隊
手紙のちから
福島、奥会津の憂鬱
旅する文学館のはじまり
話は転々三遊間
エロティックな盆踊り〔ほか〕
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
昭和19(1944)年、東京生れ。作家。吉川英治文学新人賞を受賞した「犬の系譜」(講談社文庫)、日本SF大賞を受賞した「アド・バード」、「岳物語」(以上、集英社文庫)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
70
さらば赤マント(椎名誠)週刊文春に20年以上連載されていたシーナさんのエッセイ。あまり熱心な読者ではなかったけど、シリーズ最終巻という事で手に取りました。内容は相変わらずのバカ話に、旅や酒と食べ物、宴会の話。若い頃のビンボー料理として「スライスしたタマネギに鰹節と醤油をかけるとバカ旨!」みたいな話もあったが、私、今でもよく作ります。「安い、早い、旨い」料理ですね。でも、人間ドックや高血圧の話が出てきたりするとシーナさんもお年だなぁと思い、ちょっぴり寂しい。巻末の沢野ひとしさんの解説も良かったです。★★★2016/06/24
佐々陽太朗(K.Tsubota)
61
これで赤マントシリーズ(全24冊)はすべて読んだことになる。多作のシーナさんだが、いったいどれくらいの作品を出版なさってきたのか、そのうち私は何作品を読んできたのかを調べてみた。シーナさんの公式HPである「椎名誠 旅する文学館」にある全著作リストをあたってみると全部で304作品あり、そのうち102作品とおよそ三分の一しか読んでいないことが分かって愕然とした。残り三分の二を読み切らねば死ねぬ。ということで長生き確定。2024/07/27
tu-ka
27
20年以上続いたこのシリーズもついに完結ということで少々さびしい。沢野ひとし氏の解説にもあるように「帰ってきた赤マント」が出版されたらぜひ読みたい。2016/06/03
ナラサン
24
23年前・・・まだ学生だったか。そら自分もシーナさんも歳とりますわ。このシリーズ、たまたま本屋でゆる~いアヤシイ表紙が気になって1冊目からずっと新刊買って読んでたんですが、よりによってこの最終巻、近隣のどっこの本屋でも見当たらなくて(これだから田舎は・・・)文庫でようやく、です。いやーシーナさん、お疲れ様でした。2015/09/27
時代
14
とうとう赤マントが終焉を迎えた。最後にお涙頂戴的ではなく、なゃんじゃそりゃおバカ的で、これも椎名さんらしくて逆にうるっとくる。か?沢野の解説もいつに無く真面目で可笑しい。 いつも思うがこんな風に自分らしく全力で楽しく生きている(様に見える)椎名さんが羨ましくあこがれてしまう。連載期間23年間お疲れ様でした○2015/11/01
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