出版社内容情報
維新ドラマの裏に隠れた志士の激烈な生涯
松陰のもとで学び、維新志士として、信念を貫く明治の政治家として「暴発」しつつ活躍した品川弥二郎の生涯に光を当てる歴史長篇。
内容説明
吉田松陰に「弥二は人物を以て勝る」と弟子の中でも特に愛された品川弥二郎は、維新の中枢で活躍し明治まで生き抜く。師が夢見た海外への留学で得た協同組合の理念を日本に持ち込むことを決意した彼は、奔走の末ついに選挙干渉という暴挙に出る―。松陰ゆずりの「やむにやまれぬ」狂気と志士の魂を持ち続けた生涯を描く長篇。
著者等紹介
古川薫[フルカワカオル]
大正14(1925)年、下関に生れる。山口大学卒。山口新聞編集局長を経て、文筆生活に入る。平成3年藤原義江を描いた『漂泊者のアリア』で第104回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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