文春文庫<br> ニューヨークの魔法をさがして

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文春文庫
ニューヨークの魔法をさがして

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167903749
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

お節介な程親切に手を差し出してくれる…見知らぬ人との何気ない会話に救われる…NYの魔法は続いてます。撮り下ろし写真多数収録。


ありのままに生きたいから、魔法の一冊は私の“お守り”。ベストセラー「ニューヨークの魔法」シリーズ、待望の第6弾! スーパーのレジで著者のカゴをのぞき込み、「セール品のオレンジジュースと取り替えてきな」と言うおばさん。列車でクラッカーを食べていると、隣の男性がバッグからペットボトルを取り出し、「どうぞ。喉につかえますよ」と手渡す。ホームレスがバスに乗り込み、あちこちのポケットから小銭をかき集める。ついに運賃に達すると、「やったね!」という運転手の声に乗客たちが拍手を贈る。皆が自由に生きているのに、心が触れ合う街。さりげない優しさに心が軽くなり、人も自分も愛おしくなる。ジョン・レノンが「イマジン」で歌う理想郷は、きっとこの街にある。映画のひとコマのような、著者の撮り下ろしの写真も満載。

【NYの魔法シリーズ】
人とのささやかな触れ合いを、ニューヨークを舞台に描く――。NYの小粋な言葉があふれる魔法の本たち。どの話にも、簡単なのに心に響く英語のフレーズが入っている。どの本から読んでも、胸を打つ! 「売れてる本」(朝日新聞)、「ポケットに1冊」(読売新聞)など人気書評コラムで取り上げられた話題のシリーズ。

第1弾『ニューヨークのとけない魔法』
第2弾『ニューヨークの魔法は続く』
第3弾『ニューヨークの魔法のことば』
第4弾『ニューヨークの魔法のさんぽ』
第5弾『ニューヨークの魔法のじかん』
第6弾『ニューヨークの魔法をさがして』

【シリーズ読者の声】
「大丈夫。もっと楽な気持ちで人と接してごらん。そう背中を押してくれる」
「心をわしづかみにされた。自分もこんなふうに生きてみたい」
「いつもこの本に戻ってきたくなる。心が落ち着く、まさに魔法の本!」
「笑いと涙。切なく温かい。英語も学べ、小学生の孫も夢中になって読んでいた」

【書評 第三文明】
ジュースの瓶の蓋を開けられない人を見て、隣の人が黙って手を差し出し、蓋を開け、また黙って返す――。どこか孤独で冷たいイメージのある大都会・ニューヨークの街角で、こんな心温まる交流があることに驚かされる。どのエピソードも短編映画を見ているかのように、情景が目に浮かび、読み手の心をほぐす。カフェや公園、電車内など、見知らぬ誰かがいる所で読んでいただきたい。きっとそばにいる誰かに声をかけてみたくなるだろう。

【書評 日本経済新聞】
孤独な大都会のイメージが強いニューヨーク。現実には、見知らぬ同士が出会った瞬間に会話が弾んで友人になったり、お節介なまでに面倒をみたりする熱い人情が息づく。米国滞在が長く、今もニューヨークと日本を行き来する女性ジャーナリストが、自らの出会いと出来事、不幸に負けずに生きる人々など、「ちょっといい話」を軽妙に描いたエッセイ集。

内容説明

列車でクラッカーを食べる私に隣の男性が水を差し出す。小銭を集めてバスの運賃を払うホームレスに、乗客が拍手を贈る。皆が自由に生きているのに、心が触れ合う街。さりげない優しさに心が軽くなり、人も自分も愛おしくなる。胸に響く英語の言葉と映画のひとコマのような写真満載のエッセイシリーズ第6弾!

目次

第1章 話せば長い不思議な縁
第2章 マンハッタンの片隅で、分かち合い
第3章 予想外のできごと
第4章 親愛なる人へ
第5章 だから人生は面白い
第6章 忘れられない人たち

著者等紹介

岡田光世[オカダミツヨ]
東京生まれ。青山学院大学卒、ニューヨーク大学大学院修士号取得。読売新聞米現地紙記者を経て、作家・エッセイスト。三度の米留学後、NY在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

116
What brought you to New York? どうしてニューヨークに来たのですか?著者が出会った人たちのひとりひとりに、それぞれのストーリーがあった。地下鉄や公共図書館、セントラルパーク、カフェ、教会、メイシーズ、海辺で偶然出会った人たち。ニューヨークという街は、誰に対しても公平である。生まれた場所、言葉、文化、習慣、目や肌の色が違い、NYに来た人々は雑多が故に、街は変化し続け、そしてすべてを受け入れる。ジョン・レノンがイマジンで歌う世界は、もしかしたらこの街のことだったのかもしれない。2023/09/08

donboo

21
人との出会いは一期一会。人は話してみないと知ることも分かり合えること出来ない。人生をちょっぴり楽しくするニューヨークを舞台にしたエッセイがここにありました。 見ず知らずの人に声を掛けることは簡単ではないとおもう。でも何かが起こるのを待って反応するのではなくて、何かが起きる様に自分から行動してみる。ちょっと勇気は要りますが孤独を感じて生き続けるよりは楽しいはず。心温まる話が満載でした。2015/10/04

kako

10
映画に出てくる様なシーンがたくさん、生活の中にあるのがニューヨークなのでしょう。シャイな日本人には気軽に他人声をかけるのはちょっと難しいのかもしれません。ニューヨークは、本当に魔法の街、行ってみたくなりました。岡田光世さんの本ニューヨークシリーズ他にも読んでみたいです。2015/06/01

Eriko M

7
シリーズ6作目。といってもエッセイなので、どこから読んでも大丈夫。岡田さんが触れあった、暖かいけれど、どこか孤独なニューヨークの人たち。私がニューヨークに行っても、きっと出来ない体験がたくさん。 ★★★★☆2018/10/09

Yuko

4
「『ニューヨークの魔法』シリーズ第6弾。地下鉄の不可解な体験、土曜日の朝のカフェ…。皆が自由に生きているのに心が触れ合う街、ニューヨークでの日々を綴る。胸に響く英語の言葉と映画のひとコマのような写真が満載。」 東日本大震災の時のエピソードが一番心に残った。言葉は通じなくとも、人の気持は通じるんだと、感動で心が打ち震えた15歳の夏が突然蘇りました。2015/09/08

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