出版社内容情報
気鋭の作家二人が短歌に挑戦! 個性的なゲスト達と共に、溢れる想像力を三十一文字に込める。自分も一首詠みたくなる楽しい短歌本。
気鋭の作家二人が短歌に挑戦!
第152回直木賞を受賞した小説家・西加奈子と文筆家のせきしろが、常識はずれの短歌道に挑戦! 個性的なゲスト達にお題を出してもらい、そのお題にちなんだ歌を詠んだ記録。
登場するゲストは穂村弘・東直子・俵万智・いとうせいこう・星野源・山崎ナオコーラ・華恵・光浦靖子・ミムラ・ともさかりえ・山里亮太(南海キャンディーズ)・山口隆・勝山康晴・入山法子といった、短歌・作家・お笑い・ミュージシャン・俳優として活躍する、様々なジャンルの個性豊かな14人。
登場する短歌はこんなふう。
「わたくしあなたを卒業します」はは、入学させた覚えはないぜ (西加奈子)
こうやってキミの頭を撫でている この手は二回不法投棄した (せきしろ)
溢れる想像力と妄想・物語を心のおもむくまま、三十一文字にグッと込めました。思わず自分も一首詠みたくなる、まったく楽しい短歌本。
注)イカの本ではありません
内容説明
「自転車のベルを鳴らされすぐ避けるまだ鳴らしてるそういう人か」(せきしろ)、「お元気でもう会いません私は世界の臍に向かっています」(西加奈子)。小説家の西加奈子と文筆家のせきしろが、個性的なゲストたちと共に、常識はずれの短歌道に挑戦!穂村弘や俵万智も驚かせた“規格外の名歌”は、なんだか…短歌?
目次
上手くなるから待ってろ、短歌!(ゲスト・穂村弘さん)
人間、年を取ると自然とやさしくなれるんだな。(ゲスト・東直子さん)
「青春」なんて本当にみんなの中にあんのかな。(ゲスト・山崎ナオコーラさん)
午後四時は空白の時間帯なんです。(ゲスト・いとうせいこうさん)
恋に落ちるには、最初はいろいろ見えんほうがエエ。(ゲスト・山里亮太さん)
安達太良山を見ながら『智恵子抄』を読んでたんだ。(ゲスト・ミムラさん)
鎌倉へ吟行に出かけてみました。
短歌で遊んでみました。吉祥寺『ルノアール』にて。
短歌を読むと、その人の脳みその中が透けて見えるよう。(ゲスト・光浦靖子さん)
顔を白塗りして安全ピン刺して。(ゲスト・星野源さん)
それはつまり、今恋をしてるってこと?(ゲスト・華恵さん)
子供のころ、老人は絶対に泣かないもんだと思ってた。(ゲスト・俵万智さん)
三次元のストレスは二次元で解決するのがいちばんですよ。(ゲスト・勝山康晴さん)
ロックをやってる時点で自分の「恥ずかしい部分」をさらけ出しているおうなもんです。(ゲスト・山口隆さん)
ミラクルはこの国には馴染まぬ!(ゲスト・ともさかりえさん)
女の人はケンカ中でもちゃんとご飯を作ってくれるんだよね。(ゲスト・入山法子さん)
「日本」というお題で短歌を詠むのは非常に難しいんです。(ゲスト・穂村弘さん)
著者等紹介
西加奈子[ニシカナコ]
1977年テヘラン生まれ、カイロ・大阪育ち。小説家。2004年『あおい』でデビュー。2007年『通天閣』で織田作之助賞受賞、2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞受賞
せきしろ[セキシロ]
1970年北海道生まれ。文筆家。2006年、初のエッセイ集『去年ルノアールで』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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