出版社内容情報
乱世にあって、甲冑は武将たちの野望を誇示する究極の自己表現であった。武士の夢、野望、そして無念の死を抱えた六つの甲冑の秘話。
戦国乱世にあって、甲冑は単なる武具ではなく、武士たちが野望を誇示する究極の自己表現だった。武将たちは競って凝りに凝った意匠の甲冑を身にまとい、我こそはと戦場を疾駆した。本書はそうした鎧と兜に関する奇譚、奇談を集めた短編集で、武将たちの夢、出世、野望、そして無念の死を抱えた6つの甲冑の秘話が収められている。登場する武将は織田信長、豊臣秀吉、蒲生氏郷、前田利家、井伊直政ら、名だたる武将ばかり。筆者はその群を抜く豊富な知識と伝記的物語つくりで定評ある東郷隆氏。戦国ファンのみならず歴史時代小説ファン必読の1冊です。
内容説明
戦国乱世にあって、甲冑は単なる武具ではなかった。凝りに凝ったデザインはその実力を誇示するばかりでなく、信ずる「神」すら顕示されていた。それは究極の自己表現でもあった。本書は信長、秀吉ら武将たちの甲冑にまつわる奇妙な物語6編を収録、その夢、野望、そして無念の死を鮮やかに描きだす。舟橋聖一文学賞受賞作。
著者等紹介
東郷隆[トウゴウリュウ]
昭和26(1951)年、横浜市に生れる。国学院大学経済学部卒業。同大博物館学研究助手、編集者を経て執筆活動に入る。平成6年『大砲松』で吉川英治文学新人賞、16年『狙うて候―銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞、24年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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