文春文庫
ソクラテスの妻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167902490
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ロジックと数理に生きた「最初の哲学者」がたどりついた境地とは。ギリシアの神々と哲人たちに材を取る哲学的ショートストーリーズ。

神話と思索と謎解きが、人間の真理を描き出す

ロジックと数理に生きた「最初の哲学者」がたどりついた境地とは。ギリシアの神々と哲人たちに材を取る哲学的ショートストーリーズ。

内容説明

皆さんがおっしゃるほど、わたしはあの人にとって“悪い妻”だったのでしょうか?ソクラテスの死後、悪妻クサンティッペが亡夫の実像を語る表題作の他、オイディプス、ゼウス、ミノタウロス、イカロス、タレス…いつか耳にしたギリシアの神や人々が、生き生きとよみがえる。平明な文体に深遠な哲学が沁み込んだ掌編集。

著者等紹介

柳広司[ヤナギコウジ]
1967年生まれ。2001年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。2009年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

86
表題作が特に印象に残りました。このように別の側面から物事を改めて見てみると、確かのそうかもしれないと思ったりもします。そういう意味では、他人の気持ちになって物事を考えるというトレーニングには最適だと、斜め上の感想を抱きました・・・。2020/02/02

katsubek

38
ギリシャ神話等をモチーフとした短篇集。読みやすいですね。通勤中に読むに適した分量。そんな中に中島敦へのオマージュが含まれていて、面白い。「山月記」や「李陵」の一節が不意にでてくる。「悟浄出世」らしき描写も。『虎と月』も読んでみよう。2015/02/14

RIN

35
『最初の哲学者』を改題して文庫化。古代ギリシャに材を取った掌編13編と聞けば、初期からのファンとしては『パルテノン』だの『シュンポシオン』だのが頭をよぎり、掌編と言えば『百万のマルコ』みたいな感じ?と否が応でも期待が高まる。が。ちょっと期待しすぎたみたい。日本語の美しさと文章の巧さは安定の柳さんなのだが、この方らしい、悲哀と諷刺を織り込んだひねり、が物足りない。オリンピック絡みの企画連載らしいので仕方ないかな。次に期待!2015/06/23

つねじろう

34
ギリシャ文明、ギリシャ文化、ギリシャ神話って文字だけ並べても何か特別感がある。その独特な生命の活力、自由奔放さ、荒唐無稽さ。人間よりも人間的欲望に素直な神々。美や知、技の誕生。そういうほとばしるエネルギーの時代を13の短編で描き出す。平易な文章で各々有名なエピソードの核心を独特のフォーカスで切り取り、活き活き展開させる所はさすが柳広司。己が欲望の表現が単純な男達。複雑怪奇な女性達。そこに悲喜劇が生まれ、愛憎劇が展開する。寓話的であり哲学的であり普遍的でもある。表題作が好き、太宰の駆け込み訴えを思い出した。2015/01/01

Anemone

31
アテネ・オリンピックに際して書かれたギリシアにまつわる掌編集。神々と人間がまだ近しい世界。思いの外読みやすかった。2018/04/23

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