出版社内容情報
三十年続く週刊文春名物エッセイ傑作選。国民的ミーハー魂と抜群の観察力が光る五十余編! 名作・自身の結婚レポート収録。
野心、バブル、結婚。三十代の林真理子は超絶面白い!
三十年続く週刊文春名物エッセイ傑作選。国民的ミーハー魂と抜群の観察力が光る五十余編! 名作・自身の結婚レポート収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろにゃんこ
35
これはよりぬきの”結婚まで”のもの。記憶に残っているものもあり、今読んでもなるほど~と思えるものあり。なかなかここまで描ける人もいないよな、と思いながら楽しく読了(笑)2015/04/04
カーミン
15
「アンアンを後ろから開かせる」、エッセイイストだった作者が、80sに書かれたものを選り抜いた作品。ダイアナ妃やロス事件などの時事ネタが懐かしい。時代を感じさせるけれど、古臭くない。なかなか面白い作品でした。2016/08/23
ちゅん
13
時代がたってものに古臭くならないことが名作とかうまいという条件だと思っているのだけどこれもまさにその通り。軽く読めて楽しかった。私は才能とかないけど林真理子さんのエッセイを読むと私も!私もだよー!と思うことがたくさんあって。そんな彼女が電撃婚?できたなら私も結婚できるかも?って思いました♪(´ε` )頑張ります。2014/12/09
のぶのぶ
12
林さんのエッセイ集の傑作選。バブル期の80年代、結婚まで。時代の様子をよく写し取っていながら、今読んでも納得することが多い。女性の考え方や生活がよくわかる。週刊誌に31年もエッセイを続けていけることの凄さ、好奇心旺盛だったり、アクティブに動いたり、見習いたいところです。うまく書けない時があっても、前にとにかく進む姿勢(あとがき)は、大事ですね。結婚式では、新婦さんの美しさを誉めねばと感じた1冊。90年代、00年代と読みたいし、エッセイ集、古本屋さんで探してみようかな♪林さんがますます好きになります。2014/11/24
白蓮
11
先に単行本として出版されたエッセイ集が文庫化された当時、既に全て読んでいましたが、見事に忘れていました。(笑) 80sは今や文壇の重鎮であられる林真理子さんが、ちょっと売れて有名になった頃。時に自虐的に、時に辛辣に、身の回りの出来事から遥か妄想の世界までを、笑いと涙のエッセンスを交えて綴った58編。絶頂は何といってもご自身のご結婚。自分が当時の著者の年齢を超えて読み返した今、華燭の典に向けて浮足立ち、バラ色ビームを四方八方に照射する著者の姿がたまらなくかわいく思え、以前にもまして好きになりました。2014/12/04