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文春文庫
食といのち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167901912
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

日本の風土に適した「食といのち」をめぐり、福岡伸一ら各界の第一人者四人との対談集。いのちを養う粥、スープのレシピ付き。

いのちを養う「食」の深意を探る日本人必読の書

母娘2代で食を探求してきた料理研究家が、日本の風土に適した「食といのち」をめぐり、福岡伸一ら各界の第一人者との考察を深める対談集。いのちを養う四季の粥、スープのレシピ付

内容説明

母娘2代にわたって日本の風土に根ざした「食」を探求してきた料理研究家・辰巳芳子さん。震災後の日本で何を指針として「いのち」を養うべきか、各界の第一人者と語り合いました。対談相手は生物学者・福岡伸一氏、看護師・川嶋みどり氏、小児科医・細谷亮太氏、倫理学者・竹内修一氏。いのちを支える食べもののレシピも収録。

目次

「食といのち」その標題について
連続対談 食といのち
対談のはじめに
対談 福岡伸一(生物学者)―「いのちのありかた」と動的平衡
対談 川嶋みどり(看護師)―口から食べることの大切さ
対談 細谷亮太(小児科医)―子供たちに日本の味覚を伝えたい
対談 竹内修一(倫理学者)―一つの「いのち」を生きる

著者等紹介

辰巳芳子[タツミヨシコ]
1924年、東京都生まれ。料理研究家・随筆家。聖心女子学院卒業後、料理研究家の草分けであった母・浜子のもとで、家庭料理を身につける。宮内庁大膳寮で修業を積んだ加藤正之氏にフランス料理を学び、イタリア、スペインなどで西洋料理の研鑽を積む。父の介護経験からスープに着目し、「スープの会」を主宰する。また、食育の視点から興した「大豆100粒運動を支える会」の会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんもどき

8
食事とのかかわり方について書かれている本。最初のほうのページで紹介されているお粥、スープ料理の例に死にかけているときに生き永らえさせる食べ物のの本かなと思ったが、いざ死ぬときになれば、もうすぐ死ぬから食べ物はいらないとはならないか。若い世代の食の貧しさとそれに関する対談では身につまされる部分も多かった。2023/11/26

亮さん

8
食べることはカロリーを取ることだけじゃない。ちゃんと口で食べることが大切。食べ物をカロリー計算やダイエットばかりに気が行くとおろそかな感じになる。きっちり三食食べることが重要。我々の体は動的平衡である。食事によって体がつくられている。日本の食事は出汁の取り方から。出汁がなければ日本の料理は話にならない。料理の献立は、その日ぐらしでなく、日に買いだめして作り置きするというスタイル、1週間から一月先を見るのが大事。本編に乗っている食事の写真とレシピも掲載。ありがたい。現代の食について問題を議論する対談。ありが2016/07/28

relaxopenenjoy

3
図書館。いのちのことまで考えて食事を摂って丁寧なくらしをなさっている著者。忙しない日々でなかなか実践できないけど、こういう本を読むことで少しでも意識を改めたい。まずは出汁を自分でひくことから?聖路加の小児科の先生の著書も読んでみたい。本書の対談の中で、家族の介護の食事について、ミキサーでスープ状にした食事や、凍らせたお抹茶等を差し上げたりとあって、先日亡くなった祖母(食べることが大好きであったが、持病に加え肺炎をこじらせてから何も飲み食いできなくなり点滴で栄養を入れていた)を思い出した。2020/01/28

あーさー

2
「食」と「いのち」をテーマにした、辰巳芳子さんの対談集。お相手は生物学者の福岡伸一さん、看護師の川嶋みどりさん小児科医の細谷亮太さん、倫理学者の竹内修一さんの4人で、最後に登場の竹内さんは、3人との対談内容を踏まえての“まとめ”みたいな趣です。レシピも紹介されており、多面的に楽しめます。2023/10/14

148cm

2
いのち、からだ、食がここのところの自分の主テーマ。 学びや思考のよい機会に。 最後の倫理学者・竹内修氏との対談がとりわけ興味深かった。2020/05/09

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