文春文庫<br> 濁流資金―警視庁公安部・青山望

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文春文庫
濁流資金―警視庁公安部・青山望

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167901585
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

仮想通貨取引所の社長殺害事件と心不全による連続不審死事件。所轄から本庁に戻った青山は、二つの事件の背後に広がる闇に戦慄する。

どこまでもリアルな公安捜査の実態!

仮想通貨取引所の社長殺害事件と心不全による連続不審死事件。所轄から本庁に戻った青山は、二つの事件の背後に広がる闇に戦慄する。

内容説明

仮想通貨取引所の社長が銃殺された。人事異動で警視庁公安部に復帰した青山望は、同期カルテットと共に事件を追うが、同時に政財界のホープが次々と不審死する事件が発生する。やがて青山は二つの事件の背後に、日本の表と裏の権力者たちによる壮大な陰謀の存在を察知する。公安捜査のリアルを描く大人気のシリーズ最新作!

著者等紹介

濱嘉之[ハマヨシユキ]
1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課などを経て、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室。再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』(講談社文庫)で作家デビュー。危機管理コンサルティング会社代表を務めるかたわら、各メディアでコメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

74
シリーズ第5弾。京都・静岡・東京の広域にわたる犯罪の繋がりに、同期カルテットが挑む。仮想通貨の行方がマネーロンダリングに…反社会勢力・腐った国会議員・元首相まで…まだまだ黒幕までは届きそうにもないが、カルテットがいれば解決しない事件はない。2020/05/16

KAZOO

59
濱さんの、警視庁4人組の活躍をえがいた最新版です。いつも楽しく読んでいます。もと警視庁の人らしく組織や階級に詳しくこの主人公たちもそれぞれの分野で活躍していくのでいつも楽しみです。今回は最近話題になった仮想通貨がらみの話で、政治家や銀行が絡んできます。今後西京の相手との対決をどう決着つけていくのかが期待されます。2015/04/13

JILLmama

49
ますます面白くなってきたシリーズ5作目。 今回も青ちゃんのキレキレの捜査で、裏社会やら政治家やら、悪い奴らはみんな逮捕してやる!といった感じ。どこまでがリアルな話なのか毎回気になるところ。2018/04/23

Yunemo

36
新たに組織の要所に配置されたカルテットの結束力と活躍、時事問題に絡めた事件展開のスピード感に引き込まれながら一気読み。とは言え、なんだか腑に落ちないままの部分もあり。警察組織の複雑さと、ほんとにこんなに縦横斜めに組織が回ったら、という想い。民間企業においても、組織の在り方、権限移譲の問題で生きるも死ぬも、果てしなく続く組織論。細部はどうあれ、いろんな事象が一つに収斂していく様は、読んでいてつい力が入ってしまいます。闇深いバックグラウンドにはなかなか追いつけないもどかしさも伝わってきます。次作また懲りずに!2014/09/21

tengen

30
警視庁 公安部・青山望シリーズ第5弾。 同期カルテットが全員人事異動。 青山は公安、大和田は人一、龍は捜二、藤中は科警研。 疎ましく思う上層部の意図か、又は何か遠謀があるのか。 京都でIT企業の社長が殺害される。 箱根で心臓外科医が殺害される。 それぞれの捜査からバックヤードが繋がっていく。 背後に現職総理と元総理、そして都市銀行頭取が絡まる。 青山たちが挑むのは仮想通貨。 失われたデジタルコインを追う。2022/05/16

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