出版社内容情報
「人生とは落丁の多い書物に似ている」。創刊時の「文藝春秋」に連載され、いまなお読者の熱烈な支持を受ける箴言集。筒井康隆解説。
文藝春秋九十年、芥川賞百五十回。変わらぬ言葉の力
「人生とは落丁の多い書物に似ている」。創刊時の「文藝春秋」に連載され、いまなお読者の熱烈な支持を受ける箴言集。筒井康隆解説。
内容説明
「わたしは不幸にも知っている。時には嘘による外は語られぬ真実もあることを」。短い警句に潜むユーモアと、厭世感。死の誘惑に囚われながらも、芥川は、「文藝春秋」創刊号から巻頭に連載していた『侏儒の言葉』を、『澄江堂雑記』『病中雑記』『追憶』と題を変え最期まで書き続けた。鬼才が遺した心に響く言葉。
目次
侏儒の言葉
侏儒の言葉 補遺(単行本未収録分)
澄江堂雑記
病中雑記
追憶
著者等紹介
芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
明治25(1892)年、東京に生れる。東京帝国大学在学中の大正5(1916)年、学友の菊池寛らと始めた第4次「新思潮」に発表の『鼻』が夏目漱石に激賞される。卒業後、海軍機関学校に奉職。のち大阪毎日新聞社社員となった。天性の作家といわれ、初めは王朝物、切支丹物、江戸時代物、明治開化期物など歴史小説がほとんどであったが、次第に現実生活を題材に、自己告白的な作品が多くなつた。精神的・肉体的な疲弊のなかで、昭和2(1927)年7月24日自殺した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
momogaga
国士舘大学そっくりおじさん・寺
yumiha
ぜんこう