文春文庫<br> 猿飛佐助―真田十勇士 (新装版)

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文春文庫
猿飛佐助―真田十勇士 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167900748
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

実は武田勝頼の遺児である猿飛佐助は初妊婦の陰毛を百本集める修行をなし、天才的な忍者に。歴史と空想で織り上げられた痛快連作!

決闘あり淫行ありの、めくるめく忍者活劇

実は武田勝頼の遺児である猿飛佐助は初妊婦の陰毛を百本集める修行をなし、天才的な忍者に。歴史と空想で織り上げられた痛快連作!

内容説明

忍者・猿飛佐助の正体は、武田勝頼の遺児であった。初妊婦の陰毛を集める修行で百本以上の成果を上げ、天才的な忍者に成長。善良すぎて人を殺すのが苦手なことが欠点だが、それを愛され真田幸村に仕える。信長、秀吉など戦国の名だたる大名の死と活躍の裏に忍者や剣客が暗躍する―奇想天外の歴史娯楽小説!

著者等紹介

柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
大正6(1917)年岡山県に生れる。慶應義塾大学支那文学科卒。在学中より『三田文学』に作品を発表、昭和27年「イエスの裔」で第26回直木賞を受賞。31年「眠狂四郎無頼控」を週刊誌に連載、ニヒルな剣士狂四郎と円月殺法は圧倒的なブームを呼ぶ。53年6月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

95
面白かったです。猿飛佐助を軸にした連作短編集。佐助の視点で関ヶ原以降の様子が描かれており、それはかなり痛快でした。荒唐無稽で、歴史上の人物を劇的に楽しめます。真田十勇士の名前が出て来るだけでワクワクさせられますね。淫靡さも相当ですが、そこもまた物語のいいアクセントになっていると思います。伝奇ものはやっぱりスリリングでのめり込んでしまいます。2016/03/20

つねじろう

64
そう父親の本棚のかなりの面積を占めてた柴田錬三郎、山手樹一郎、池波正太郎。池波正太郎の次に柴田錬三郎まで手を出すとは我ながら思ってなかった。この色んな意味でコントラストのはっきりした描き方は大変分かりやすく多分その時代の劇画だったかも知れないと思う程。だからねぇもう結構面倒くさい伏線やロジックについて行けないこの年齢になると嘘はダメだけどホラは良い的な割り切りは小気味好く潔さまで感じてしまう。猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道、等々、真田十勇士の粒ぞろい感はその名前が並ぶだけでもワクワクしてしまうよ。2016/01/29

シン

11
初柴錬!古い方なので文語体の活劇的作品かと思いましたが、全くそんなことはありませんでした。現代でも普通に読める楽しい作品でした。歴史に忠実な作品ではなく、外連な 虚構の作品でした。とても面白かったです!2014/10/15

ひなきち

10
外連という虚構に、気がつくとハマっていました。痛快ってこういうことなのかな。歴史の登場人物を、ここまで劇的に読めるのも楽しかったです!まあ、あとは淫靡さがなんともいえない味を出していますね(笑)2016/02/28

Kaz

8
少年の頃、NHKで子供向けに人形劇を見が放映されていた。「里見八犬伝」、「プリンプリン物語」などが知られているが、その一つに「真田十勇士」があった。本書がその原作かどうかは分からないが、猿飛佐助、霧隠才蔵などの活躍に、ワクワクしたことを思い出した。真田丸、真田太平記など真田幸村と十勇士には、史実を逸脱してでも想像を巡らせたくなる魅力がある。戦国時代の人気ナンバーワンというのも、納得できる。2017/09/07

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