出版社内容情報
麻之助もとうとう人の親に?! 江戸町名主の跡取り息子高橋麻之助が親友とともに様々な謎と揉め事に立ち向かう好評シリーズ第3弾。
内容説明
江戸町名主の跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎、堅物・吉五郎とともに、さまざまな謎や揉め事の解決に立ち向かう好評シリーズ第三弾!妻のお寿ずから懐妊を知らされ、驚きつつ大喜びする麻之助には、思いもよらぬ運命が待ち受けており―江戸情緒とともに、切ない幕切れが心にしみる一冊。
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。大好評を博している『しゃばけ』シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
通勤の友本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
103
単行本にて読了。せっかくいい感じになってきたのに、哀しい・・・。2015/07/23
KAZOO
65
6つの話の連作短篇集です。「しゃばけ」シリーズとはまた異なった印象の話で江戸情緒などとともにゆったりと語られるので、ほのぼのとした気になります。さすがに最後はほろりとしてしまいます。宮部さんとは異なる江戸の不思議なことを入れこんだ小説に今後も期待したいところです。2015/01/16
ううち
60
第3弾。これを購入する前に『ときぐすり』の裏表紙をうっかり見てしまったので(ネタバレだった。許さん)展開はなんとなく読めていましたが、なんとも悲しいラストでした。薬種問屋の長崎屋が…!2017/11/25
tengen
57
シリーズ3。出産を控えたお寿ずが気になる麻之助だが、いろいろと厄介ごとに首を突っ込んでしまいます。☆本所堀川に出る河童による置いてけ堀の謎。狂歌師と画家の番付が引き起こす騒動。麻之助に届いたおなご狸からの文の謎。お武家の妻から金品を狙う女たらしの真相。富くじを当てた三戸の虫のお告げのカラクリ。謎の暦による結婚破談の裏側は?☆そしてまさかの悲劇が麻之助に降りかかる!☆彡おさかなばなし/お江戸の一番/御身の名は/おとこだて/鬼神のお告げ/こいわすれ2017/02/14
hirune
55
お寿ずさん…なんと切ない悲しいこと(/ _ ; )畠中さんの本で泣きそうになったのは初めてかも。。幼馴染で初恋のお由有といい じっくりと絆を結んできた恋女房のお寿ずといい、麻之助は女運が悪いっていうか女性との縁が薄い感じがして不憫です。それはともあれ 江戸時代の夫婦の離縁の仕組みとか富くじとか暦とか 江戸の風俗が詳しく知れたことは興味深かったです🤔2020/11/24
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- 和書
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