文春文庫
愛ある追跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167900069
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

自分は殺っていないという電話を残し、殺人の容疑をかけられた娘が逃亡。獣医である父親は病症の動物を助けながらその跡を追うが…。

我が娘を追う緊迫のミステリー

自分は殺っていないという電話を残し、殺人の容疑をかけられた娘が逃亡。獣医である父親は病症の動物を助けながらその跡を追うが…。

内容説明

妻子ある勤務医が殺害された。第一発見者は、不倫相手だった娘。だが娘は、「私、殺ってないよ」という電話を残して逃亡した。父親は娘の無実を信じ、警察より先に捜し出そうと、独自に調査を始めた。獣医のキャリアを捨てる覚悟で娘の跡を追うが、果たして娘との再会は叶うのか、そして事件の真相は―。

著者等紹介

藤田宜永[フジタヨシナガ]
昭和25(1950)年、福井県に生まれる。早稲田大学中退。48年、パリに渡り、エールフランスに勤務。55年に帰国後、エッセイを執筆。61年、『野望のラビリンス』で小説デビュー。平成7年、『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞、同年、『巴里からの遺言』で第14回日本冒険小説協会大賞短編部門大賞を受賞。平成11年、『求愛』で第6回島清恋愛文学賞を受賞、平成13年、『愛の領分』で第125回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T. Mu

7
ストーリーはよかったけど、最後まで完結しないのがなぁ…面白かったけど。父の娘を想う気持ちがよく分かります❗️4.02023/04/03

あここ

4
何これ?終わり!?何一つ解決してへんねんけど。娘を訪ねて三千里・・・行くとこ行くとこで動物救って地域の人に馴染んでばっかりで飽きる。んでも真相と娘が何を言いたいのか知りたくて頑張ってみたのに終わりって!?ないわぁぁ。突き放された。じゃぁこれは事件解決の話じゃなくて定年間近なオヤジたちの話やったんか。家庭・娘との関係に迷うお父さんたち。いろんなオヤジたちが出てくる。ほのかにみなさん疲れ気味。何とか頑張って生きていこう・・刑事さん嫌なやつね。嫌味言われる筋合いないですけど。普通に応対できる主人公が大人やわ・・2018/12/12

prism

2
自分は殺(や)っていないという電話を残して娘が(瑶子)逃亡。獣医である父親は、病気の動物を助けながらその跡を追う。妻子ある勤務医が殺害された。不倫関係にあった娘が殺人容疑者となり、逃亡。獣医である父親は、警察より前に娘を捜し出そうと独自に調査を進める。2023/01/25

matsu

2
【ネタバレ注意】読メ以外のあちこちで検索してみると、ボッコボコに叩かれまくりの駄作、らしい。巻末解説によると「日本人ってノンジャンルはダメみたい」と藤田氏本人が語っていたようだが、つまりそういうことなのか。やれやれ、故内藤陳氏が「冒険小説」という素晴らしいカテゴリーで引っ括っているのにねぇ。まぁ何よりも、結末が無い、ということがアレなんだろうけどな。ロードノベルのようでもあり、ハードボイルドでもあり、要はやっぱり冒険小説、と。気長に待つので、続編を強力に期待する俺だ。2015/01/11

spree

1
「言葉」と「場面の展開」が自分の中でうまく読み取れず、何度も行ったり来たりしましたが、最後まで捉えられないまま終わってしまった感じです。2018/03/27

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