出版社内容情報
我々は中国を的確に理解しているのか? 長い歴史を踏まえ、中国人と日本人はどう付き合うべきかを思索した、まさに予言的対談。
内容説明
古来、日本と中国は密接な関係を保ってきた。だが現実には、中国人は日本にとって極めて判りにくい民族なのではないか。ぶつからないためには理解すること、理解するためには知ること―両国の歴史に造詣の深い二大家が、この隣人をどのように捉えるべきか、長い歴史を踏まえて深く思索する中国論・日本論。
目次
第1章 東夷北狄と中国の二千年
第2章 近代における中国と日本の明暗
第3章 日本の侵略と大陸の荒廃
第4章 シルクロード、その歴史と魅力
著者等紹介
司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。以後、吉川英治文学賞、日本芸術院恩賜賞、読売文学賞、朝日賞、日本文学大賞、大佛次郎賞などを受け、平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没
陳舜臣[チンシュンシン]
大正13(1924)年、神戸市生れ。昭和18年、大阪外国語学校印度語科卒業。36年、「枯草の根」で江戸川乱歩賞受賞。44年、「青玉獅子香炉」で直木賞を受ける。以後、日本推理作家協会賞、毎日出版文化賞、大佛次郎賞、朝日賞、日本芸術院賞などを受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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