出版社内容情報
ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。
動物園ミステリ・待望の第二弾!
ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。
内容説明
県民マラソン大会のコースを駆け抜けてくるのは「ダチョウだって?」―そして発見された焼死体。捕獲したダチョウと被害者とをつなぐものとは?キリン飼育員・桃くんにツンデレ女王・鴇先生、変態(?!)・服部くん、アイドル飼育員・七森さんら、楓ヶ丘動物園の怪しく愉快な面々が活躍する動物園ミステリー第2弾!
著者等紹介
似鳥鶏[ニタドリケイ]
1981年千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
218
動物園ミステリーシリーズ第2弾。今回は鳥類メインです。前作同様に其々のキャラが立ってて良いですね〜服部くんの変態さ加減が素晴らしいです(๑・̑◡・̑๑)2017/03/12
佐々陽太朗(K.Tsubota)
216
ダチョウが軽車両に該当するというのは冗談ではないようだ。法律上、馬や牛、ロバなどに乗って公道を走る場合、それらは軽車両扱いになるらしいのだ。では亀に乗った場合も軽車両なのだろうか。亀は低速だから人が乗っていても歩行者扱いで良いのではないか。浦島太郎は亀に乗って竜宮城へ行ったが、そのときの亀は船舶法の規制を受けるのだろうか。城みちるの歌う「イルカに乗った少年」っていうのもあるがイルカも船舶なのか。タイにおいてゾウは軽車両として扱われているのか。アラビアのロレンスが乗るラクダも軽車両なのか。謎だらけだ。2016/04/25
nobby
215
動物園ミステリー第2弾。マラソン大会の最中、選手が来るべき反対側から1匹のダチョウが駆け抜けて…何とも想像し得ない状況から、拉致・殺人・放火など物騒な事件へと繋がる。ただ、巻き込まれた獣医の鴇先生が強くカッコよすぎて危機感があまりない(笑)相変わらず、ほのぼのとしたキャラ達、中でも変人・蘊蓄度が増した服部に思わずニンマリ。明らかになる真相は、身勝手で人為的な動機とその現実味に後味悪く、癒しからの一転に衝撃度は大きい。それでも桃本の力強い怒りの言葉が心に響きスッキリ。2017/04/25
takaC
211
こんなこと現実にもありそうだよな。2017/11/15
NADIA
188
殺人事件は起きるし、結構深刻な状況だが、ドタバタしているので切迫感をあまり感じない。一冊目だが、結構癖になりそうなシリーズだと感じる。作中の注釈がユーモアたっぷりで語られていたり、あとがきなど本編よりも面白い位で最後まで丸々楽しめる。すっかりお気に入りの作家さんになってしまった(^^)2017/08/21