文春文庫<br> 春は昔―徳川宗家に生まれて

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文春文庫
春は昔―徳川宗家に生まれて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167838348
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

音楽やスポーツが得意で、社交界のスターに。戦中は一転、家事と育児に追われ辛苦をなめるがくじけない。ある徳川家の女性の回想記。

内容説明

15代将軍・徳川慶喜の跡を継いだ家達を祖父に持ち、17代家正の長女として生まれた著者による、自伝的エッセイ。若き日は、大使として世界各国に赴任した父に同行し社交界で過ごし、会津松平家に嫁いだ後、戦中は御殿場で疎開生活を送る。大正から昭和にかけての歴史の細部も鮮明に浮かび上がる、貴重な記録。

目次

祖父祖母、家族のこと
誕生から入学、大震災のこと
昭和、新しい家とカナダでの暮し
結婚、そして兄の死
天津、桑港からの脱出、開戦
疎開日記 昭和十九年から二十年
疎開日記 昭和二十年八月から十二月
戦後、入院とロンドン

著者等紹介

松平豊子[マツダイラトヨコ]
大正2(1913)年、東京・千駄ヶ谷生まれ。徳川宗家17代・家正の長女。会津松平分家の松平一郎と結婚。次男・恒孝は、養子として徳川宗家を継ぐ。平成11(1999)年12月26日、86歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜の女王

25
先日読んだ「花葵」の著者、保科順子氏の姉の松平豊子氏の書いた本。亡兄のこと父家正のことはより詳しく書かれ、「花葵」を補強する形。豊子氏は父親と一緒に海外生活したり、夫が海外勤務の銀行員だったこともあり、戦前の海外の様子も垣間見れてより興味深い。オタワで社交界デビューしたとか、正に華麗なる一族!一転、終戦近くなると日記そのままの記述になり、辛い時代のリアルさが増す。とはいえ、御殿場の秩父宮(義理妹が妃殿下)別邸近くに家を借りての生活なので、窮乏の度合いが庶民とは全然違う。姉妹のバイタリティには頭が下がる。2018/12/29

ぼちぼちいこか

11
著者は徳川家達の孫。家系で示すなら徳川16代の孫となる。夫は会津松平家の長男一男氏。世が世ならお姫様であるが、嫁いだ松平家は華族ではなく平民ということだが、德川宗家と会津松平家とのつながりはいやおうなく絆が深い。まして秩父宮妃勢津子妃は会津松平家の姫様。著者は宗家の姫様。秩父宮と著者は肺結核で戦時中御殿場で疎開療養されていた。宮邸へよく上がられた様子が書かれている。著者は晩年になり子孫に德川宗家のことを伝えたく書き始められたが、志半ばで終わっていた。ましてこのような形で本になるとは思ってもいなかった。貴重2018/02/10

せいたろう

8
徳川宗家という名家中の名家。戦前にカナダに留学し社交界にデビューするという憧れる暮らしぶり。 仲秋の名月の日に針に糸を通したりと日々の行事、風習に追われる生活はちょっと前の日本人には当たり前のことだったのだろう。戦中は夫が海外赴任する中、御殿場に疎開し秩父宮妃殿下らの助けを借りながら小さな男児を養育する生活。 大正、昭和と変遷する暮らしぶりが率直に書かれていて面白い本でした。 2019/12/07

吉野ヶ里

6
徳川宗家のお姫様の日記。SNSで流れてきた徳川豊子の少女時代の写真が好みだったので、手に取る。(こんな不純な動機で読んでるのはたぶん私だけでしょう。)美男葛で後れ毛を撫で付けたり、生まれたときに稲の印を貰ったりとさすがは、名家という話もあればサンドイッチを厨房から盗んだりもする。こういう家庭はもっとスパルタ式教育なのかと思ってたら、意外にのびのび育ったみたい。でも、自然に留学したり、教養を伸ばしたりしていて生まれのアドバンテージってあるわよね、と嫉妬などした。2020/08/02

けいちか

3
徳川宗家に生まれて、会津松平の分家に嫁いだ豊子さんのエッセイ。大正生まれで、昭和、平成と生き抜いて、70歳を超えてから10年ほどかけて書いたものがこの本。貴重な証言。ただ、人間関係がはっきりわからなかったので、もう少し詳しい人が読んだら、より面白かったのかも。松平さん、多過ぎ。2013/08/17

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