出版社内容情報
音楽やスポーツが得意で、社交界のスターに。戦中は一転、家事と育児に追われ辛苦をなめるがくじけない。ある徳川家の女性の回想記。
内容説明
15代将軍・徳川慶喜の跡を継いだ家達を祖父に持ち、17代家正の長女として生まれた著者による、自伝的エッセイ。若き日は、大使として世界各国に赴任した父に同行し社交界で過ごし、会津松平家に嫁いだ後、戦中は御殿場で疎開生活を送る。大正から昭和にかけての歴史の細部も鮮明に浮かび上がる、貴重な記録。
目次
祖父祖母、家族のこと
誕生から入学、大震災のこと
昭和、新しい家とカナダでの暮し
結婚、そして兄の死
天津、桑港からの脱出、開戦
疎開日記 昭和十九年から二十年
疎開日記 昭和二十年八月から十二月
戦後、入院とロンドン
著者等紹介
松平豊子[マツダイラトヨコ]
大正2(1913)年、東京・千駄ヶ谷生まれ。徳川宗家17代・家正の長女。会津松平分家の松平一郎と結婚。次男・恒孝は、養子として徳川宗家を継ぐ。平成11(1999)年12月26日、86歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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