出版社内容情報
日本橋の両替商に強盗が。手口は10年前の強盗「穴熊」と同じ。だがかつての一味は、鬼彦組の捜査に先廻りするように殺されていた。
内容説明
日本橋の両替商に強盗が入った。番頭に鍵を開けさせ惨殺するという残忍さだが、手口は十年前の「穴熊」と呼ばれた盗賊と同一である。しかし、穴熊は殺しは一切しなかったはずだった。北町奉行所の特別捜査班「鬼彦組」の同心たちは手がかりを求めて、かつての穴熊一味の男を探しだすが―。鳥羽亮の大人気書き下ろし小説。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。教員等を経て作家に。1990年「剣の道殺人事件」(講談社文庫)で第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
48
八丁堀吟味帳鬼彦組「裏切り」4巻。前回で北町奉行所の鬼彦組の探索を邪魔をしていた牧原、奥村が居なくなったと思っていたら、牧原の従弟である三坂や幕府の重臣に縁者がいる千島が後釜にちょっくら疑問だな~思うが、楽しく読めるので良いかな。2014/04/09
ぶんぶん
13
【図書館】なんかマンネリ化してきた感じ、シリーズ4巻にしてもうしんどくなってきた。 「百化けの旦那」が新登場だが、あまりパッとしない。 もう少し外連味を利かせて役者もどきなっても良いのにな。 「穴熊」を模した手口で強盗する輩が現れる、しかし、違うのは人殺しも辞せず、と言う手口、新十郎は別物かと思うが・・・本格の盗人と荒稼ぎの仲間割れ、引導を渡すと待ち構えるが結果は・・・ 「鬼彦組」の面々のキャラが弱い、剣は天下無双、化ければ老若男女、推理はピカイチ、ほだされれば心底、こういうメンツで戦ってもらいたい。2020/02/13
タカシ
4
両替商に強盗が入り、手口が10年前の穴熊一味と同じだった。鬼彦組は穴熊一味を追うが…。時代劇の王道のようなお話でした。2015/02/22
あかんべ
4
鬼と呼ばれていると、されるがあまり鬼っぽくない。2013/05/11
zuccalove
3
盗みのプロ。殺しはやらない。 そんな集団のその後の話し。 結末が少し切ない。2018/04/12