出版社内容情報
クリスティーやハイスミスのイヤミスからロシア現代文学の鬼才による狂気の短編まで、後味の悪さにこだわって選び抜いた名作短編集。
古今のイヤな名作短編を精選!読後感最悪。
クリスティーやハイスミスのイヤミスからロシア現代文学の鬼才による狂気の短編まで、後味の悪さにこだわって選び抜いた名作短編集。
内容説明
誰にも好かれ、真っ当に生きている自分をさしおいて彼と結婚するなんて。クレアは村の富豪の心を射止めた美女ヴィヴィアンを憎悪していた。だがある日ヴィヴィアンの不貞の証拠が…。巨匠クリスティーが女性の闇を抉る「崖っぷち」他、人間の心の恐ろしさを描いて読む者をひきつける世界の名作を厳選したアンソロジー。夢も希望もなく、救いも光明もない11の物語。
著者等紹介
クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ][Christie,Agatha]
1890‐1976。イギリス生まれ。『そして誰もいなくなった』『アクロイド殺し』『ABC殺人事件』などの名作を多数発表、「ミステリの女王」の異名をとる
ハイスミス,パトリシア[ハイスミス,パトリシア][Highsmith,Patricia]
1921‐1995。アメリカ生まれ。『見知らぬ乗客』、『太陽がいっぱい』ほか映画化された作品も数多い。歪んだ心理をクールに描くサスペンス小説を得意とした
ルヴェル,モーリス[ルヴェル,モーリス][Level,Maurice]
1875‐1926。フランス生まれ。1900年代から1920年代にかけて多くの怪奇短編を発表。陰惨な演劇で知られる“グラン・ギニョール劇場”で演じられた作品も少なくない。日本では雑誌「新青年」を通じて田中早苗が精力的に翻訳紹介、江戸川乱歩、夢野久作らにも愛された
ランズデール,ジョー・R.[ランズデール,ジョーR.][Lansdale,Joe R.]
1951‐。アメリカ生まれ。生地であるテキサスを舞台とし、ホラーやミステリなど多岐にわたる作品を発表、いずれも南部の荒々しい気風を重要な要素とする。叙情的な長編『ボトムズ』ではアメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞を受賞
ジャクスン,シャーリイ[ジャクスン,シャーリイ][Jackson,Shirley]
1916‐1965。アメリカ生まれ。映画化もされた長編小説『たたり』や、『ずっとお城で暮らしてる』など、抑えた筆致による不安と怪奇の物語を得意とした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
ムッネニーク
hit4papa
藤月はな(灯れ松明の火)
きんぎょっち