出版社内容情報
故郷を出て、バブルに沸く東京で、私は仕事も恋も手にいれたはずだったのに……。「オトナの女」6人の迷いと再生を描く傑作短篇集。
内容説明
郷里をはなれ、好景気に沸く東京で暮らす6人のヒロインたち。仕事で成功すれば野心的だと噂され、妻子ある男との恋に傷つき、すこやかな体まで失っていく。母とは違う生き方をめざしたのに、「賢い女」になれなかった日々。でもやがて、母親となる日が訪れ…。同じ時代を生きる女性たちに贈る傑作恋愛短篇集。
著者等紹介
谷村志穂[タニムラシホ]
1962年、北海道札幌市生まれ。北海道大学農学部で動物生態学を専攻。90年、ノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』で女性の共感を呼ぶ。91年、処女小説『アクアリウムの鯨』を発表。以来、自然、旅、性などをモチーフに多くの作品を発表。2003年、『海猫』で第10回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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