内容説明
ひとつぶでほっかほかになる梅干し番茶、滋味深さを生かしたごまごはん、季節はずれのトマトは焼いてスパゲッティに…愛しいひと皿と、そしてささやかだけれど気に入りの道具があるだけで、人は新しい元気が湧いたり、気が晴れたりもする。シンプルなレシピとともに綴られた、49の幸福なエッセイ集。
目次
1 忙しい日でも、おなかは空く(塩トマト―わずかな手間だけれど;冷やしなす―先手を打つ ほか)
2 今日はうちにいたい(氷―季節の音を聴く;ガラスのコップ―気軽なうつわとして ほか)
3 自分の味をつくる(鶏のから揚げ―調味料はひとつだけ;たくあん―切りかたを変える ほか)
4 なにかを変えたい(唐辛子シュガー―辛くて甘い衝撃の味;ちぎりかまぼこ―ちぎらずにはいられない! ほか)
著者等紹介
平松洋子[ヒラマツヨウコ]
東京女子大学卒業。フードジャーナリスト、エッセイスト。世界各地を取材し、食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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