出版社内容情報
「ノーベル賞確実」と言われていた素粒子学者・戸塚洋二氏が、がん発見から死に至るまで、自らの病を冷静に見つめ綴った感動的記録。
内容説明
ニュートリノ観測でノーベル賞確実と言われた物理学者・戸塚洋二さん。本書は、がんで余命わずかと宣告されてから死の直前までの一年弱、みずからの病を見詰めた記録である。治療経過を克明に分析し、死と信仰について想い、そして庭の花々を愛でる…、最後まで冷静で暖かい思いに満ちた感動の闘病記。
目次
The First Three‐Months(2007年8月4日~2007年10月31日)
The Second Three‐Months(2007年11月3日~2008年2月8日)
The Third Three‐Months(2008年2月9日~2008年4月29日)
The Fourth Three‐Months(2008年5月3日~2008年7月2日)
対談「がん宣告『余命十九カ月』の記録」(戸塚洋二;立花隆)
著者等紹介
戸塚洋二[トツカヨウジ]
1942年静岡県生まれ。72年東大大学院理学系研究科博士課程修了。88年東大宇宙線研究所教授に。98年世界で初めて素粒子ニュートリノに質量があることを発見した。仁科記念賞、パノフスキー賞、ベンジャミン・フランクリン・メダルなどを受賞。2004年、文化勲章を受章。2008年7月10日逝去
立花隆[タチバナタカシ]
1940年長崎県生まれ。64年東大仏文科卒業。文藝春秋に入社するが、66年退社し東大哲学科に学士入学。在学中から評論活動に入る。74年の「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文藝春秋」11月号)は社会に大きな衝撃を与えた。人文、社会、科学など、その活動範囲は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
井月 奎(いづき けい)
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