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文春文庫
ことばを旅する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167801175
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0195

内容説明

「秘せずは花なるべからず」と語った世阿弥が晩年を暮らした佐渡。「アジアは一つなり」と唱えた岡倉天心の茨城県北端の海辺。そして「八十八年心に怠らず」と絵筆を握り続けた北斎の江戸下町―。首相を務め、政界を退いた後、湯河原に隠棲し晴耕雨読の日々を送る著者が座右とする珠玉の名言。48のゆかりの地を、訪ね歩いた。

目次

聖徳太子 礼を以て本と為よ―法隆寺(奈良県)
柿本人麻呂 心もしぬにいにしへ思ほゆ―柿本神社(島根県)
弘法大師 古意に擬するを以て善と為す―高野山(和歌山県)
平家物語 おごれる人も久しからず―厳島神社(広島県)
鴨長明 それ三界はただ心ひとつなり―神戸市(兵庫県)
北条泰時 傍輩をはばからず、権門を恐れず―鶴岡八幡宮(神奈川県)
明恵上人 ただ現世に先づあるべきやうにてあらん―高山寺(京都府)
道元禅師 貧なるが道に親しきなり―永平寺(福井県)
兼好法師 諸縁を放下すべき時なり―修学院道(京都府)
細川頼之 人生五十功無きを愧ず―地蔵院(京都府)〔ほか〕

著者等紹介

細川護熙[ホソカワモリヒロ]
1938年、東京生まれ。朝日新聞記者を経て、衆参議員、熊本県知事、日本新党代表、内閣総理大臣を歴任。政界引退後、神奈川県湯河原の自邸「不東庵」にて陶芸を始める。現在は作陶のほか、書、水墨、油絵、漆芸なども手がける。2001年、東京日本橋の壺中居にて初個展。以降、パリ、ニューヨーク、国内閣地で個展を開催。公益財団法人永青文庫理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニコン

10
元総理大臣である筆者が聖徳太子から井伏鱒二まで、48人の歴史上の人物が残した「ことば」から、そのゆかりの地を訪ねるエッセイ。素敵な「ことば」が多く心に残る。この本を片手に一つでも訪ねることができるといいな。2012/12/11

メタボン

7
☆☆☆ 日本語の美しい本。旅情は特に感じられないものの、島崎藤村、北原白秋、若山牧水、西行の詩歌の良さをあらためて知った。細川元首相自体の言葉づかいも古いながらも気持ちのよいリズム感であった。2013/09/16

さっと

3
教養の高さはわかった。2011/02/03

すぎぼ

2
おすすめ。 老後は古典に親しもうかな、楽しみがひとつ増えました。2015/11/20

2
知っていることば、知らないことば、 触れることができて(失礼ですが) 思ったより楽しめました。細川ガラシャの辞世の句は自分も好きなことばです2015/03/17

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