出版社内容情報
佃の渡しで、渡し船が衝突して沈没。死んだ乗客には不思議な接点があった…。江戸の怪奇を解き明かす「耳袋秘帖」殺人事件第12弾。
内容説明
年の瀬の佃島で、渡し船が突如突っ込んできた船に当て逃げされ転覆、乗っていた四人が死んだ。だが、死んだ船頭以外の三人の遺体には刺し傷が見つかる。やがて、出航直前に別の船に乗るよう声をかけられた娘がいたとの証言も出て、事故の謎はさらに広がる。南町奉行根岸肥前が活躍する「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第十二弾。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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baba
28
佃島渡し船転覆で死亡した人が事故でなく殺人であった。肥前守らは事件が二転三転して右往左往するが絡んだ糸の謎解きがされやれやれ。そんななかおゆうが姿を消す、坂巻はどうするのか。2016/05/09
ベルるるる
27
積読本の中から抜き出して読んだけど、久し振りの耳袋シリーズで、懐かしい気持ちで読了。2018/06/25
み
24
あぁぁ(>_<)坂巻さんの幸せが…。これからどうなる?本筋は、いつもの通り、お奉行さま素敵です♪2016/07/21
Hugo Grove
17
根岸のお奉行さんは心根が優しい。ヘタな若者を叱るのにも温かみがある。そのヘタレたちががんばるのだが。終わり方がちょっと呆気なさすぎなような。それでも全体は面白かった。2017/11/26
退院した雨巫女。
15
《母‐図書館》佃島で起こった事故が、実は、殺人で、根岸奉行たちの活躍で、事件が、解決するまで、謎解きも面白いが、人情もありなかなか面白い。2012/07/22