文春文庫<br> 妖談しにん橋―耳袋秘帖

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文春文庫
妖談しにん橋―耳袋秘帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167779030
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「4人で渡ると死人が出る」という橋の噂を聞いた旗本4人。橋を渡ったあくる日にその中の1人が姿を消す。好評シリーズ第3弾。

内容説明

深川で、西国雄藩の藩士と石川島から戻ったばかりの無宿人が相次いで水死した。二人とも、死の直前に、三十間堀に架かる「四人橋」を四人で渡り、自分の影だけが消えたと言い残していた―。なぜ、影は消えたのか。そして、裏にうごめく悪の正体とは!根岸肥前守が、江戸の怪異を解き明かす、新「耳袋秘帖」シリーズ第三巻。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baba

24
不思議な話しから真実が見えてくる。善人には悪が見えず、悪人は悪を見破る。不思議はそのままがよいのか、人の心の闇が永代橋崩落につながっていく、まさに怖い話です。2016/02/15

Hugo Grove

19
シリーズ3作目。登場人物たちにも愛着が出始めて面白くなってきた。根岸お奉行の頭の柔らかさにその強さをみる。同心椀田の姉ひびきのキャラがいい。2018/01/07

雨巫女。@新潮部

17
《母‐図書館》しにん橋は、最後にまだ、一捻りが怖かった。作者は、猫好きなのかな。2011/05/27

うずら

16
耳袋秘帖・妖談シリーズ第三巻。やっぱりのめり込めないのだけれど、それでも面白く読みました。登場人物が少しずつ馴染んできたせいでしょうか。恋するひびき姉さんが可愛らしかったです。物語とは関係ないけれど、しにん橋だとわかっていながら、にしん橋と読んでしまう(笑)2014/01/21

二分五厘

14
深川の海沿いにかかる四人橋。満月の夜にこの橋を四人並んで渡ってはいけない。影が三つになった時、影の消えた人間は一両日中に死んでしまうという。なかなかに魅力的な謎が初っぱなに提示されて、それを捜査していく南町奉行所の面々。各章に散りばめられる怪談がみんな小振りな感じで、その分メインに期待してたんだけどなぁ。影が消えるトリックよりも、なぜ消えた人間が死んだか、が要点。しかもそれらもある大掛かりな事件の前振りに過ぎない、と。自分の犯した(手掛けた)事件の結末は地獄で見届ける……そんな下手人は手がおえませんね。2016/02/21

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