出版社内容情報
徳川慶喜が大政奉還を決意する一方、水面下で大きく膨らむ討幕の気運。武力衝突前夜の暗闘を克明に描く。全12巻、毎月順次刊行予定。
内容説明
慶応2年12月、孝明天皇が崩御し、睦仁親王(明治天皇)が践祚する。将軍・徳川慶喜が内外の対応に追われる裏では、岩倉具視と薩摩勢力による武力討幕の気運が高まり、平和的な政権移行を模索する後藤象二郎、坂本竜馬らとの主導権争いが激化していた。新体制の確立が刻下の急務となり、慶喜は大政奉還を決断する。
著者等紹介
大佛次郎[オサラギジロウ]
明治30(1897)年、横浜市生れ。本名・野尻清彦。大正10(1921)年、東京帝国大学政治学科を卒業後、鎌倉高等女学校(現・鎌倉女学院高等学校)教師となったが、翌年外務省条約局勤務(嘱託)に。13年、大佛次郎の筆名で「隼の源次」、ついで「鞍馬天狗」シリーズ第一作「鬼面の老女」を発表、作家活動をはじめる。時代小説から現代小説、歴史小説、ノンフィクション、エッセイと、幅広いテーマとスタイルで多くの作品を手がけた。昭和48(1973)年4月30日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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