出版社内容情報
美味なるものにはルールがある──。B級グルメから、イタリアンまで、恥をかかずに旬を味わう元祖タベアルキストの必殺技とは。
内容説明
食べるとは本来、その字が指し示すように、「屋根の下で良きことをする」こと、と語るタベアルキストが指南する、本物の味わい、そして食し方。下町、路地裏、立ち食いそばからイタリアンまで、マッキーが惚れ込んだ名店でのお作法を本邦初公開するオリジナル文庫。東京暮らしを豊かにする最良のガイドブック。
目次
コロッケそばのお作法
立石のお作法
茶漬けのお作法
新宿駅のお作法
とんかつのお作法
苺のお作法
フライのお作法
中野駅前のお作法
ちらし寿司のお作法
居酒屋サラダのお作法〔ほか〕
著者等紹介
マッキー牧元[マッキーマキモト]
1955年東京生まれ。日本唯一のタベアルキストとして知られ、『味の手帖』『dancyu』など専門誌、一般誌、テレビ、ラジオにも出演。某レコード会社の重責者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
入院中の雨巫女。
9
《私-図書館》今は、東京に行けないから、行った気分で読みました。2020/12/07
reiko
3
「まずいもの」を羅列する章。本当にまずいと思ってるんだろうし、あーある!そういうまずさってあるよね!と共感もしたけど、それすらもいとおしんでいるように感じるデティルの細かさが印象に残った。こういうこだわりある人とあれこれ言いながらご飯食べるの楽しいだろうなー2016/03/12
Koji
2
こういう本って東京に関係ないところに住んでいる人はどのように読むのかな?2016/06/14
ワタナベ読書愛
1
牧元氏はブレない。 2018年の著書「超一流のサッポロ一番の作り方」でも同じテーマを扱っていたが、2010年に出版されたこの本から8年たつが研究の結果導き出された美味しい食べ方は変わらない。 1つの料理を食べるにあたり48の方法を導き出し、試した結果辿り着いた普遍の真実。食に命がけで挑んだ探究者の、汗と涙とよだれとメタボの結晶である。 実に尊い本である。 人生をとことん楽しむ方法が詰まっている。食べ物に対する限りない愛情とやや官能的な文章が食欲をそそる。そして笑える作法案内だ。2019/11/25
きき
1
『「マッキーさん今日なに食べたかな」と思うと豊かな気持ちになれる。』by平野紗季子。はい、理解した。異常なまでの食への執着。でもしつこくなく、鬱陶しくなく、丁度良い距離感。この人は自分の中で「楽しい食べ方」が確立しているんだと思う。この本で1番はっとしたのは最後を「まずいのお作法」で締めるところ。まずいものの羅列。だけど読んでて楽しくなってくる。しかも「書いてるうちに楽しくなってきた」って書いてあるし!まずいものも楽しめる。なんだこれ、マッキーマジックか。これから食事の時間の度にマッキーさんを想いそう。2016/03/14