出版社内容情報
ロリータから淑女まで、女性の誰もが好きなテーマを集めた「百貨店」のようなエッセイ集。デビュー以前の幻の連載エッセイも収録。
内容説明
全ての乙女のためのデパートメントストア。恋愛・ファッション・カルチャー・ロリータ…7つのフロアに集めた、恋愛やファッション、アートに人生相談、選りすぐりエッセイ。
目次
1F ベビーと生誕のフロア
2F ティーンとファッションのフロア
3F ロリータと詩編のフロア
4F キャリアと戸惑いのフロア
5F カルチャーと雑感のフロア
6F 乙女と宝飾のフロア
屋上 天使の遊園地
著者等紹介
嶽本野ばら[タケモトノバラ]
京都府宇治市出身。大阪芸術大学中退。関西を中心に美術、音楽、演劇などの活動を経て、1990年、雑貨店「SHOPへなちょこ」の店長に就任。同時期にフリーペーパー『花形文化通信』の編集に携わり、ライター、エッセイストとしての活動を始める。98年、初めてのエッセイ集『それいぬ―正しい乙女になるために』(文春文庫PLUS)を刊行。翌年、拠点を東京に移し、2000年、『ミシン』(小学館文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りりす
13
再読。前に読んだ時は気に留めてなかったけど、「気配りと迎合は違う」という文章が記憶に残った。そっかぁ、そうだねぇ、違うよねぇ…。別に同じだと思ってたわけではないけど、改めて言われると凄いなぁと思うの。2015/04/09
橘
13
わたしの矜恃ってまだよくわかってないので、見つけたいと思いました。変化しなくてはならない、という風潮に迎合しなくて良いのですね。これが好き、が他の人から理解されなくとも、貫いて良いのですね。この本は読む度に発見があります。野ばらさんのお誕生日に再読してみました。2015/01/26
あまりりす
11
急に火がついたロリータ魂に、さらなる燃料をくべました(-_-;)野ばらちゃんはやっぱり好きです。で。どこを読んでも面白いんですけど、やっぱり一番好きなのは、3F ロリータと詩編のフロアなんですよねぇ。私が私のままでいるのを、肯定してくれるから。ロリータでなくとも、背中を押される言葉に溢れています。大好きなエッセイです。2021/05/06
あまりりす
10
単行本で読了したのは何時だったでしょう…とても昔のように感じます。当時貪るように、一気に読んだことを覚えています。今回はじっくりと味わって読み進めました。野ばらちゃんのエッセイを読むと、迷いが無くなる感じがするのです。やっぱり、野ばらちゃんが好きなんだなぁ。。。私も乙女で在り続けたいと思います。2015/11/08
橘
7
ちょっと毎日がしんどくなってる今日この頃ですが、この本を読んで少しもやもやが軽くなりました。わたしなりの矜持を見付けていこうと思いました。乙女はハードボイルドに生きるのです。4Fの「淑女のお悩み相談室」と、6Fが特に好きです。2012/04/18