出版社内容情報
テレビでは明るく振舞う売れっ子芸人の、悶々とした日常。好奇心で催眠療法を受けたり、初恋の人に会うも結末はなぜかうまくいかず。
内容説明
多忙を極める人気タレントであり売れっ子作家の意外なまでにストイックな日常。ダイエットに励み便秘に悩む。その驚くべき解決法!理想の自分になるために、自己啓発本を読み漁り、催眠療法を試したり、AVOSなるルールを課してみたり。私生活でも新しい挑戦が止まらない!「週刊文春」好評連載の決定版。
目次
無償の愛
初恋の人
寄生虫
駄目ナルシスト
魔法の合言葉
富士山
キスダービー
夢マシーン
AVOS
メロディーロード〔ほか〕
著者等紹介
劇団ひとり[ゲキダンヒトリ]
1977年千葉県生まれ。父の仕事の関係で幼少期をアラスカで過ごす。92年、コンビを組み芸人としてデビュー。2000年、ピン芸人として再出発。その後、俳優として映画やドラマでも活躍。06年に刊行された処女著作『陰日向に咲く』がミリオンセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
21
小説も書く劇団ひとりのエッセイ。意外とアクティブなのか。バイクやボートの免許を取ったり、富士山登り、無重力体験したりと盛りだくさん。無償の愛を確かめるために道端の石ころを石原さんと名付け溺愛する回が面白かった。2017/05/27
じーにあす
19
小説が凄い良かったので、エッセイも読んでみました。面白かった。自意識過剰で人の目を気にする、しかし臆病。いろいろ行動はするけど三日坊主。ある意味、自虐的。そこに親近感が湧いてきます。空想が好きで、もしもこうだったらという、もしも、を考える所に強みがあるのかなと思った。なんでもない石に無償の愛を捧げるため、石に「石原さん」と名付けて一緒に行動したり、人に自分に良い事をしたらマイルが貯まるパーソナルマイルシステムを作ったり、その生活を充実させようという心には感心させられます。そして必ず笑わせる。流石です!2019/04/06
佐島楓
15
就寝前に読みながら爆笑していたら、飼い犬に吠えられました。2013/04/28
0607xxx
13
エッセイ集だが仕事については一切出てこず、劇団ひとりというより本名の川島省吾の部分が満載だと思う。しかし、面白い。行動派なのは、ちょっと意外でした。2014/05/08
チョッピー
12
初監督作品の映画も公開中の劇団ひとりのエッセイ集ですが、あっと驚くような行動力の数々に唸りつつ、それについての(ネタもさぞかしあるやに思いつつ)考察に爆笑させられる面白い本でした。才能ある人というイメージは前からありますが、改めてこのエッセイ集でもその片鱗を垣間見た思いです。2014/05/31