出版社内容情報
アトピー治療の原則はじつは単純明快。原因をきちんと知り、適正な治療さえすれば必ず治る。アトピーで悩む人への福音の書。
内容説明
アトピー性皮膚炎を難病であるかのようにしてしまったのは、皮膚のことをよく知らないのに安易な診断・投薬をする医者や、非科学的な民間療法を行なう「アトピー・ビジネス」業者たち。でも、アトピーはほんとうは難病でも何でもない。皮膚科専門医がきちんとした治療をすれば、きれいな肌を取り戻すことができるのだ。
目次
第1章 日本の医療がアトピーを悪化させた
第2章 アトピーの歴史は怒りと哀しみの歴史
第3章 アトピーはもう難病じゃない!
第4章 理屈と常識で分かるアトピー治療法
第5章 間違いだらけの医者選び、危険がいっぱい民間療法
第6章 アトピー治療再考
第7章 アトピー診察室
第8章 未来へ―アトピーをめぐるこれからの問題点
著者等紹介
菊池新[キクチアラタ]
1962年、東京生まれ。87年、慶應義塾大学医学部卒業。同大学病院研修医、同皮膚科助手、同医局長を経て、96年、アメリカ国立衛生研究所へ留学。98年、帰国し、東京・日暮里に菊池皮膚科医院を開設、今に至る。最先端の研究に裏打ちされた治療は、高い評価を受けている。医学博士。日本皮膚科学会認定専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西澤 隆
2
最新情報を勉強せずにかつて覚えた技術だけで仕事をする「専門家」に遭遇すると酷い目に遭う。でもすべての専門家がそんな人ではない以上素人が半可通ぶることでかえって問題をこじらせてしまうことも少なくない。通読すれば書いてある事は「ステロイドはきちんとコントロールして短い期間使うもの。だからきちんとコントロールさせてくれ」ということ以上でも以下でもない。歴史的経緯から「専門家は嘘をつく」と思う人は多いけれどあえて「信頼できる専門家」を信頼するという当たり前の関係が構築できるかでいろんなことは左右されるなと実感する2015/07/28
Y'm
1
私もアトピーで悩んでいる一人なので当たり前に診察できる医者が少ない? ステロイドの使い方で救われるものもある。ステロイドが一外に悪だとは言い切れない。 ただそれも診る医者による。とにかく良い医者にめぐりあえることが大事ですね。逆に怖い医者が結構いるということですね。2014/02/12
yori
1
★★★★☆ ステロイドを毛嫌いしている人にも、常用している人にも一読オススメ2011/06/02
肇
0
専門医ってそもそも何よ?ってちょっと気になって読んでみた。わかりやすくてためになる。2014/05/18