文春文庫 とっておきの銀座

嵐山 光三郎【著】

文藝春秋（2009/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 286p／高さ 15cm
• 商品コード 9784167773281
• NDC分類 915.6
• Cコード C0195

出版社内容情報

やっぱり銀座、さすがに銀座。
銀座のピカイチ。自慢したいけれど知られたくない、名店、名品、名料理。食べました。見つけました。買いました。当代きってのエピキュリアンが、自慢したいけど知られたくない銀座の名店をご案内します。

内容説明

自慢したいけど知られたくない、名店、名品、名料理。「銀座百点」の名物連載、待望の文庫化。

目次

銀座ならではの懐中硯を入手―竹葉亭銀座店～トラヤ帽子店～和光～鳩居堂～つばめグリル
ベルギー仕込みのトリュフ・シャンパンがシュワーッ―文明堂カフェ東銀座店～銀之塔～デルレイ～菊水～タカゲン～ライオン七丁目店
池波正太郎氏にならって紬の角袖コートを買う―天一～空也～夏野～もとじ
行く春や七本原の虹の色―吉兆・歌舞伎座店～嵩山堂はし本～すきやばし次郎～くのや～若松
下駄ひとつ買って涼しき銀座かな―好々亭～ぜん屋
タニザワでドロワの鞄をプレゼント―サバティーニ・ディ・フィレンツェ～タニザワ～トラヤ帽子店～伊東屋
銀座は盆栽の似合う街―とらや銀座店～雨竹庵～ぜん屋～たちばな
江戸指物の平つかで和の小物を物色―資生堂パーラー～銀座三河屋本店～平つか
渡辺木版画店で名所江戸百景「両国花屋」を―金春湯～渡辺木版画店～東哉～松屋銀座本店～伊東屋
イルカとカメラの眼鏡ホルダー―ル・シズィエム・サンス～アップルストア～教文館～山野楽器～宮本商行～トスティ〔ほか〕

著者等紹介

嵐山光三郎［アラシヤマコウザブロウ］
昭和１７（１９４２）年、東京生まれ。國學院大學文学部卒業。平凡社で雑誌『太陽』の編集長を務めたのち独立。作家生活に入る。旅、食、文人に造詣深く、独特の文体によるユニークなエッセイ、小説を多数執筆。『素人庖丁記』（講談社エッセイ賞）『芭蕉の誘惑』（ＪＴＢ紀行文学大賞）『悪党芭蕉』（泉鏡花文学賞、読売文学賞）など著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[くものすけ]

銀座の老舗名店を再認識した。良く前を素通りしてしまう大野屋で次回は手拭いを買ってみよう！　最高級店で一番安い買い物をするのがツウ！？とか言われても敷居が高い...吉兆庵のお昼のランチ3000円、懐食みちばの昼ランチは予約していってみたい。それと竹葉亭の鯛茶漬けも久しく食べてないな...

2019/08/12

[Hiroki Nishizumi]

かつては良きモノは銀座に集まり、銀座以外では手に入らなかった時代もあった。そんな余韻を尋ねるようなエッセイ。

2019/10/01

[みっふぃー]

銀座は高級イメージでアンテナショップしか行かないけど、いろいろお手頃なものあることがわかった。月光荘のキャンバスバッグかわいい。

2015/05/10

[Hiroshi Asanuma]

昼の銀座ガイドブックだと思っているととんでもない、全て著者が実際に買って、食べて、飲んで、感動した店が紹介されている。 歴史・背景含めて、著者の銀座愛が溢れている。伊東屋で好きな文房具を買って、ライオンのビアホールでビールを飲みながら戦利品の自慢合戦だなんて、羨ましい限りです。

2015/03/31

[marsh]

嵐山光三郎が知人など何人かと散歩しながら銀座を紹介する楽しい内容です。 TVやラジオ番組にすぐにでもなる面白さ。栄枯盛衰の激しい銀座ゆえに、紹介されていた松坂屋銀座店もつい先日88年の歴史に幕を下ろしました。 それにしても衣食文化関連の名店の何と多いことか。参考にしてそれでは散歩に行くことにしましょうか。

2013/08/17