出版社内容情報
広告写真家柴田のかつての恋人を乗せた飛行機がアフガンに不時着。背後にある秘密を知った時、封印した記者の血が騒ぎ出した。
内容説明
かつて報道カメラマンとして鳴らした柴田雄司も今はファッション専門。だが学生時代の恋人と二人の子供を乗せた飛行機がアフガンに不時着し、以前親交を深めたゲリラ部隊に拘束される。彼女の長女が自分の娘だという事実を知った時、柴田は喪われた愛を取り戻すためにアフガン行きを決意した。愛と感動のクライマックス。『ミッドナイトイーグル』を凌ぐ恋愛冒険小説の傑作。
著者等紹介
高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年、岡山県玉野市生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。同大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。1979年、日本原子力学会賞技術賞受賞。1994年、「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、1999年、「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新山下
1
戦乱のアフガニスタンを舞台に活動する日本人カメラマンが主人公。シャッターを押すだけという単純な仕事とも思えるカマラマンの目が、精神、志、人格、野心、、、、すべてをフイルムに焼きつけるが、このストーリーでは主人公の行動目的は失われた愛を取り戻す事。2014/05/13
デンティスト
1
面白く一気に読み切りました。でもどうして最後に主人公が死んでしまうのかな。生きてエミと新しい人生を歩んで欲しかったです。2009/11/12
emily
1
★★★★★アフガニスタンを取り巻く欲望と、主人公を取り巻く欲望の対比が絶妙だと思う。ラスト、いろんな感情が込み上げてきて泣けました。 2009/11/06
正太郎
1
モデル専門の写真を撮っている元戦場カメラマンが、再び戦場へ・・・・。ありきたりな設定ですが、中東を舞台とした話で、意外と引き付けられた本です。そんな都合よく~? と言う部分もありますけどね (^^;2009/10/20
terukravitz
0
図書館本 ★★☆☆☆2015/05/26