出版社内容情報
社長の娘を監視するためにNYマラソンを走ることになった広和だったが。人気作家がアスリートのその後を描く、3都市を走る物語。
内容説明
社長命令で、突然ニューヨークシティマラソンに参加することになった安部広和。かつて家庭教師をしていた社長の娘・真結を監視しろというのだ。(「純白のライン」三浦しをん)ニューヨークで、東京で、パリで。彼らは、ふたたびスタートラインに立った―。人気作家がアスリートのその後を描く、三つの都市を走る物語。
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走る本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
281
3名女流作家さんによる、3つの市民マラソンのお話。三浦しをん:ニューヨークシティマラソン『純白のライン』🏃。あさのあつこ:東京マラソン『フィニッシュ・ゲートから』🏃♀️。近藤史恵:パリマラソン『金色の風』🏃♂️。それぞれの実力に合わせて街の景観をバックに走り抜けるストーリーなのかなぁ。と思ったら。マラソンを走る事が軸の一つになっている事は確かかのですけれども。しをんさん以外はマラソンに至るまでが主眼で、マラソンのスタートから物語の終わり迄が、あさのさんは1頁、史恵さんは5頁足らずってマジ。2025/04/28
いつでも母さん
206
今日は『東京マラソン』の日。それに合わせたわけではないが・・マラソンは大嫌い。でも観るのは好き。駅伝はもっと好き(笑)市民ランナーの息子の応援に出かけまくった事が懐かしい。このお三方だから、ただの『マラソン』では無いなと文庫まで待ち、しかも今頃読了。やはり期待は裏切らなかった。しかし、私は走らない(笑)昨今のマラソンブーム?凄いです。皆さんカラフル。いろんな思いと・形から入る市民ランナー増加も頷ける。応募が多くて抽選があると云うのもビックリの私。走る方も観る方も怪我なく樂しんで欲しいな。2015/02/22
takaC
178
『マラソン三都物語』と題された本も実在していたのか。商品(この文庫や単行本)と中味は同じなんだろうけど読みたいかも。2013/07/29
あすなろ@no book, no life.
135
年始に読もうと積んでおいたアンソロジー。題名のとおり、各シティでのマラソンを描く。ニューヨーク・東京・パリ。それを、三浦しをん・あさのあつこ・近藤史恵の各氏が描くのだから堪らない。全く甲乙を付けられない。どれも素敵でランニングをしたくなる事請け合い。昨年始めたランニング。というか、まだウォーキングから進化したゆるジョギングの状態だが、無理せず続けていこう。なお、その意味で僕のランへの気持ちの代弁を一番していたのはラストの近藤史恵氏のパリの短編かな。2022/01/05
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
124
三浦しをん、あさのあつこ、近藤文恵の3氏が、ニューヨーク、東京、パリのシティマラソンをそれぞれの舞台にした作品で競演。マラソン大会の情景をふんだんに盛り込み、その魅力とともに主人公の再生を描いた三浦作品が、本書の企画意図からするとベストだと思うが、あさの、近藤の両作も、友や周りの人たちへの葛藤や、競技への挫折感を静かに乗り越えていく人間ドラマが胸にしみる良作で、どれも甲乙つけがたしというのが率直な印象。主人公たちが踏み出す一歩に背中を押され、前向きな気分にさせられると同時に、走り出したくもなる一冊だった。2014/06/11
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- 和書
- 斎藤緑雨全集 〈巻2〉




